外伝〜ジェニス王立学園占拠事件〜前篇
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「うん、分かってる。それでは行ってきます。―――銀。」
「ああ。―――行くぞ。」
そしてヨシュアと銀はそれぞれ近くの木に跳び移った後、学園の潜入を開始した。
「おい……いいのか?」
「……うん。この状況で付いていったらかえって足手まといになるし。それに……ヨシュアを信じているから。」
二人を見送ったアガットに尋ねられたエステルは頷き
「お姉ちゃん……」
「ふふ……いい女になったじゃない。」
「ま、伝説の暗殺者もいるから、心配はいらないだろう。」
「ふふ、確かにそうね。」
エステルの答えを聞いたティータとシェラザードは微笑み、フレンとアーシアはそれぞれ苦笑していた。
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