第77話
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んよ。せっかくの決定的な瞬間を見逃して欲しくなかったのでね。わざわざ連絡しただけなのです。」
「なに……?」
「決定的な瞬間……まさか!」
「フフ、その位置だと前方甲板に出るといいだろう。それでは皆さん、よい夜を。」
エステル達に意味ありげな事を言い残したワイスマンはモニターから姿を消し
「ヨシュア……!」
「ああ……甲板に出よう!」
エステル達は甲板に急いで向かった。
〜アルセイユ・甲板〜
「ど、どこ……!?」
「前方甲板から一番よく見える方向……」
甲板に出たエステルは何かを探し、ヨシュアはワイスマンが言った事を思い出して呟いたその時
「……あれや!」
何かを見つけたケビンがヴァレリア湖の方に指をさした。
エステル達がケビンが指さした方向――ヴァレリア湖上空を見ると、一閃の光が走った後空間が割れ、巨大な輝く浮島――浮遊都市のような物が現れた!
「な、な、な……」
「まさかあれが…………あの巨大な都市が……」
「うん……間違いない……」
「”輝く環”……オーリオールっちゅう事か!」
「という事は恐らく”執行者”達の”四輪の塔”での役目は……!」
「”輝く環”を封じ込めていた異空間の封印を解く為だった……と言う事でしょうね!」
「だから”ゴスペル”を、放置して、去ったの、ですね……!」
浮遊都市の登場にエステル達が驚いている中”塔”での”執行者”達の役目を察したイオンとアーシア、アリエッタは厳しい表情をし
「全て奴等の計画通りって事かよ……!」
「クソッ……連中はアレを使って一体何をしでかすつもりなんだ!?」
フレンとルークは悔しそうな表情で浮遊都市を睨んでいた。
「―――いかん。ユリア大尉!急いで艦を降ろすんじゃ!」
一方我に返ったラッセル博士は血相を変えて、ユリア大尉に警告した。
「……え……」
「カシウスが伝えた緊急指令があったじゃろ!急がんと手遅れになるぞ!」
「!!!」
そして浮遊都市が”ゴスペル”が放っていたような黒い光を放ち、黒い光に触れた王国中の導力は次々と消え、導力を消された事によって、王国中の照明は消え、王国中は闇に包まれた!
〜グロリアス・甲板〜
「おお……!」
「これは……」
「クハハ……マジかよ!」
「うふふ……ステキね。」
「あはは!確かにこれはスゴイや!教授が勿体ぶってたのも納得だ!」
一方その頃、浮遊都市の登場をグロリアスの甲板で見ていた執行者達はそれぞれ興味ありげな様子で浮遊都市を見つめていた
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