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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 【灰村 諸葉が進む道】
転生
SCENE2
第13話
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このままじゃ埒が明かないわ??」
モロハ「確かに。」
イネス「そうね、このままじゃお肌に悪いものね。」
 ̄その道中でウィルさんが、例の煙について考えていたけど、見た感じ汗だくなルビアがなげやりに急かすから、とりあえず目的地へ急ぐ事にする。 ̄
モロハ「……。」
-まだついて来てるな。けど今は仕事が大事だし、後でも良いよな?-
 ̄途端に入り口辺りでも感じた人の気配がまた感じられた。しかも、俺達に気付かれないように隠れながらついて来てはいるけど、そんなのは俺にはバレバレだ。けど仕事も大事だから、尾行は後にする。 ̄
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ̄そして…、 ̄
モロハ「ウィルさん、ここが……」
ウィル「そうだ、ここが目的地だ。」
 ̄ようやく目的地に到着。そこはそれなりに広い空間で、奥には板で閉ざされた立て坑らしき所がある。
そして…、 ̄
≪ジタバタジタバタ……≫
ルビア「キャ〜、虫〜〜!嫌〜〜〜!!!!」
≪ナデナデ……≫
モロハ「…、よしよし…いい子いい子……。」
ルビア「うう〜〜……。」
 ̄目の前に転がる無数の小さい虫。それを見てルビアが暴れ出したから、落ち着かせようと頭を撫でてあげる。 ̄
≪バッ!≫
ルビア「って、人を子供扱いしないでよ!」
モロハ「暴れる時点で子供だし、頭撫でられて大人しくなるんじゃ完全に子供じゃん。」
ルビア「ぐっ!」
イネス「まっ、確かに。」
ルビア「……。」
 ̄突然離れて子 、子供扱いしたのを怒られるけど、反応が子供だから仕方ない。オマケにイネスさんの一言で完全に沈黙した。 ̄
ウィル「むっ、コイツは??この火山にしか生息しない“コクヨウ玉虫”ではないか!」
 ̄そんな俺等を無視して叫ぶウィルさん。 ̄
モロハ「その虫を知っているんですか?」
ウィル「知ってるも何も、コクヨウ玉虫はとても貴重な種なのだ。そこに生える苔を食べるのさ、その苔も貴重な種なのだがな。」
イネス「でもその虫、見た感じ動かないわね。苔の方も枯れてるように見えるし。」
 ̄俺がウィルさんに聞くと、虫と空間の隅に生える苔は、いずれも貴重らしい。けどイネスさんが言う通り、虫は微動だにしないし、苔の方も黒ずんで枯れてるように見える。 ̄
ウィル「おそらく、環境が不安定になったせいで枯れたのだろうな。それにしても、貴重な種が……。」
 ̄といった感じでウィルさんが暗くなったその時…、 ̄
ーーーー
≪モアァアア〜〜……≫
『!』
 ̄地面から沸き上がるように、赤い色の煙が姿を現した。 ̄
ルビア「これが、赤い煙なの??」
 ̄ルビアがそう叫んだ直後…、 ̄
≪モアァアア〜〜……≫
 ̄地面を這うように動いて、転がる虫のうちの一匹に取り憑き…、 ̄
≪モアァ〜〜……≫
 ̄消えた。 ̄
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