第11話『空白の一席』
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、着ているパーカーのフードを深く被り直す。
おかしい。では彼は何に異常があり、学校を拒んでいたのだろうか? 見た目というのは間違いないはずなのだが…。
…ふと、開けていた窓から風が吹いてきた。草木がざわめく。
まぁまぁ強い風だなと思い、改めて前を見た俺は目を疑った。
そこに見えたのは、風でフードが脱げた柊君とざわめき出すクラスの皆の姿だった。
いや、問題はそこじゃない。
柊君の“頭に"耳があった。茶色くピンと立っていて・・・まるで狐の様な。
直後その耳がピクンと動いたかと思うと、柊君は涙を流し始めた。
誰一人現状が理解できない1ー1で、ただただ幼い泣き声が響いた。
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