第5話 Saturday of our someday
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
それにしても可愛らしい彼女さん達やね?もしかしてどっちも本命なん?お兄さんモテそうやからな〜。」
そう言いながらやけにフレンドリーな巫女さんは何故か楽しそうに小指を出しながらグイグイ質問をしてくる。
そして関西出身なのだろうか...妙に違和感のある関西弁を行使する。
「全然違いますよ、彼女たちは僕の幼馴染で今年から高校一年生のピカピカな女の子たちなんです。」
「なるほどなぁ〜、ウチも二年前はピカピカの高校一年生だったんやで?そんなウチは二年経った今、高校三年生で音ノ木坂の副会長をやってるんや。時が経つのは早いんなぁ〜。」
なるほど...この巫女さんは先輩だったのか。と、いうことはアルバイトとしてここで働いてるのだろうか。
終始ニコニコ笑ってる巫女さんは「そうやね〜もしお二人さんにプレゼントするんやったら...」とグッズを眺め、
「こんなんとかどうやろか?」
たくさんの中から『開運護符』と書かれた護符を勧めてきた。
「開運...、いいですね。これ、花陽ちゃんも凛ちゃんも喜びそうだ。」
「ウチのスピリチュアルパワー入ってるから効果絶大よ〜♪」
「すぴ...ま、まぁわかりました。これを二つください。」
「ありがとなぁ〜。それと、”スピリチュアル”やで?」
巫女さんの通称”すぴりちゅあるパワー”の入った護符を受け取り、財布から二千円を取り出して巫女さんに渡す。
「む〜残念にゃ!かよちんのスマホからオトコノコの気配はなかったにゃ!」
「ひっ!って...凛ちゃんか。驚かせないでよ...。」
「春くん何”買った”のかにゃ?」
「それは後のお楽しみ。ところで花陽ちゃんは?」
「かよちんならそこで座ってるにゃ!」
いきなり後ろから声をかけてきた凛は僕の手元をのぞき込んで中身を確認しようとする。振り返ると凛に振り回された花陽が椅子に座ってぐで〜っとバテていた。どうやらかなり凛に弄られたらしい...。
「花陽ちゃ〜ん、大丈夫〜?」
「は、はひ〜。い、今行くよぉ〜」
ちょっとお疲れ様子の花陽ちゃんが目をクルクルさせながら僕のところまで歩いてくる。
大丈夫かなぁ...と思ったのもつかの間、
「きゃあっ!」
「へっ?」
おぼつかない足取りで歩いてたからやっぱり躓いてしまった。
僕は花陽の肩を引っ張って転ばないように支える。ボフッと花陽の体が僕の体にすっぽり収まり、まるで僕が彼女を背中から抱きしめているかのような図。
その拍子に花陽のさらさらな髪が僕の周りを漂い、鼻孔をくすぐる。
───花陽ちゃんって
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ