暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ!〜夕陽に咲く花〜
第5話 Saturday of our someday
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ンを外したところで、





「ふぇっ!?春人くんなんでここでいきなり着替え始めるのぉ!?」
「えっ!?...だ、ダメ?」




椅子に座る花陽が、真っ赤の顔を両手で隠しながら僕に背を向ける。


「だめじゃないけど...私や凛ちゃんがここにいるんだからせめて『着替える』って言ってほしいよぉ...」
「えぇ...だって前まで着替えとか普通に見てたのに...」
「......春人くんデリカシーなさすぎ...」




最後は「春人くん」までは聞こえたけど何せ向こうを向いて話しているから聞き取れなかった。
 やっぱり高校生になってからこういうこと(・・・・・・)に関して二人がうるさくなったような気がする。
中学生の時も口酸っぱく言われ続けたけど、ここ最近になってさらにレベルが上がった気がする。
ちらちら僕を見る花陽は僕と目が合うたびに視線を逸らし、「早く着替えてよぉ...」とつぶやく。



「なんか...ゴメン。」




どうしたらいいのかわからないもんでして、僕は軽く謝ってすぐに着替えを始める。
最近の花陽はどうも理解できないところが多い気がするよ......








───第5話 Someday of our Saturday───









「にゃ〜......ラーメン食べすぎたにゃ......」
「凛ちゃん夢でもラーメン食べてたからね〜」
「そんなことないにゃ〜!ラーメンの他にデザートにアイスも食べてたにゃ!」





身支度を軽く済ませ、お母さんが仕事に行く前に作ってくれた朝食を食べた後、春らしい桜満開の並木道を三人並んで歩いていた。
そこまで重要視することでは無いけど、僕がリビングに行った時には既に机の上に『私は図書館で勉強してくる。花陽さんと凛さんがいるからって襲わないこと!by雫』という謎の書き置きが置いてあった。
襲う、という事が少々頭に残るけど要はケガさせないように!ということだろう。
何だかんだ言ってやっぱり優しい妹だよなぁ〜と、自慢の妹に感謝の気持ちを送った。
ちなみに凛ちゃんは朝食後、花陽と協力して毛布に張り付いていた彼女を引っぺ返して強制的に起床させた。
僕を起こしに来たはずなのに......



「これから凛ちゃんの家に遊びに行くの?」



今日の予定を凛に尋ねる。
しかし、返ってきた内容が僕が聞いたのと違っていた。

「今日はりんの家で遊ぶ前に神社にお参りに行くにゃ〜」
「神社に?この近くにあったっけ?」
「うん、あるんだ。ここから少し離れたところに神田明神っていう神社が。」
「は〜......凛ちゃんのランニングコースの通り
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