第72話
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散れ、真神煉獄刹!!」
止めとばかりにリオンは小剣でバルバトスを斬り上げた後強烈な突きをバルバトスの身体に叩きこんだ!
「ガアアアアアアアアアアアアッ!?こ、こいつらぁ………!」
リオンのSクラフトによって斬られた部分から大量の血を噴出したバルバトスは悲鳴を上げて地面に跪いた!
「はあ、はあ……か、勝ったの……?」
「ええ……何とか戦闘不能にまで追い込めたようね………」
「さすがにレンも今回の戦いは危なかったわ……」
「話には聞いていたけど、あいつ自身滅茶苦茶強い癖に、何であんな理不尽なカウンターをするんだよ……」
「前回の倍以上の戦力で挑んだにも関わらず、互角かそれ以上に戦うなんて………(下手をしたらレーヴェすら足元に及ばない”結社最強”と称されている”鋼の聖女”や”劫炎”と互角かもしれないな……)」
バルバトスが地面に跪くのを見たエステルやアーシア、レンとルークは疲れた表情で呟き、ヨシュアは真剣な表情でバルバトスを見つめた。
「フン、以前”雑魚”扱いした連中もいた事で油断していたようだな?その慢心に溺れてそのまま死ね!」
「覚悟、バルバトス!」
その時リオンとソフィが同時にバルバトスに襲い掛かったが何とバルバトスは後ろに跳躍して二人の攻撃を回避した。
「ククク……ハハ……ハハハハハハッ!我が飢えを満たす相手が増えるとはな……次に戦う日を楽しみにしているぞ……」
そしてバルバトスは狂気の笑みを浮かべてエステル達を見つめながら暗黒に包まれてその場から消えた。
「き、消えた……」
「退いたか……」
「また逃げられた……」
「チッ、相変わらず逃げ足も速い奴だ。」
「撃破する絶好の機会を逃したのは惜しかったけど……ああいう相手は追い詰め過ぎたら、何をするかわからない上”四輪の塔”の調査もまだ残っているのだから、こちらの疲弊を最小限に抑えて撃退できただけでも上出来と思った方がいいでしょうね。」
バルバトスが消える様子をエステルは呆けた表情で見つめ、ジンは安堵の表情で呟き、ソフィとリオンがバルバトスを討伐できなかった事に悔しさを感じている中、キリカは静かな表情で呟いた。
「キリカさん、さっきは手伝ってくれてありがとう!」
「正直、キリカさんの加勢は助かりました。」
「フフ、さすが”飛燕紅児”ね。」
「ったく、そんなに強い癖に遊撃士をやらないなんて、勿体なくねぇか?」
「うふふ、今から遊撃士に転職した方がキリカお姉さんの能力を存分に発揮できるのじゃないかしら?」
「ふふ、褒め言葉として受け取っておくわ。さて、私用も済ませたし、私はそろそろツァイ
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