第71話
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弊していると判断して現れるとは卑劣な所も相変わらずのようだな。」
バルバトスの登場にエステルは声を上げ、ソフィは警戒の表情でバルバトスを睨み、リオンは鼻を鳴らした後バルバトスを睨んだ。
「……ッ!何て凄まじい邪気だ……!奴がエステル達の話にあったバルバトス・ゲーティアか……!」
「なるほど……確かにあの男から感じる邪気はヴァルターですら足元にも及ばないレベルだから、あのヴァルターが圧倒されたというのも納得が行くわね。」
バルバトスから感じる凄まじい邪気を感じたジンとキリカは厳しい表情でバルバトスを睨んだ。
「ククク……僅かな時間とはいえ、この俺を相手に一人でやり合えたあの男を退けるとはな……加えてジューダスにソフィ・ラント、そして黒髪の双剣使い……貴様らもいるとは俺は運が良い………全員纏めて俺の”糧”となってもらうぞ!」
「フン、運が良いのは僕達の方だ。今度こそ貴様を殺す!」
「アルス達の為にも貴方はここで討つ!」
バルバトスの叫びに対して鼻を鳴らしたリオンはソフィや仲間達と共に武器を構え
「キリカ、お前は下がっていろ!」
「―――何を寝ぼけた事を言っているのかしら?」
ルークはキリカに視線を向けて警告したが、キリカは自身も戦う意思を示すかのように偃月輪を構えた!
「あら。」
「もしかして加勢してくれるのかしら?」
「ギルドの人間として”結社”とは別の意味で危険な人物を撃破できる絶好の機会を逃す訳がないでしょう?」
キリカの行動にレンは目を丸くし、アーシアの問いかけにキリカは静かな表情で答えた。
「だが奴はあまりにも危険な相手だぞ……!?幾らお前でも分が悪すぎる……!」
一方ジンはキリカの身を心配したが
「それは貴方達も同じでしょう?それにあれ程の使い手を撃破するには即戦力は一人でも多い方がいいでしょう?」
「うぐっ。」
キリカの正論によって唸り声をあげて返す言葉を無くした。
「という訳だから私も手を貸させてもらうわよ、エステル、ヨシュア。」
「うん……!」
「よろしくお願いします……!」
「全員構えろ!―――来るぞ!」
「アルセイユで打ち合わせた通り、アイテムの使用は極力控えてそれ以外の特定の行動をする時も細心の注意を払いなさい!」
キリカの加勢の申し出にエステルとヨシュアが頷くと、武器を構えたバルバトスを見たルークとアーシアが警告し
「さぁ!全員纏めてかかって来い!俺の乾きを癒せ!ぶるあああああぁぁぁぁぁっ!!」
そしてバルバトスは咆哮を上げてエステル達に戦闘を仕掛けた!
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