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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第85話
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身として、殿下達の身を守る為に当然の事をしたまでです。ですから、セドリック殿下が礼を言う必要はございません。」

セドリック皇子にお礼を言われたレンは”皇女”としての口調で答えた。

「それで後始末等はエレボニア帝国軍に任せてもよろしいですか?」

「はい。今回はレン姫達のお手を煩わせてしまって、申し訳ありませんでした。今後はこのような事が無いよう、僕自身より一層精進するつもりです。」

「そうですか。セドリック殿下がどのような皇族に成長なされるか、今から楽しみにしていますね。それではまた後ほど。―――エヴリーヌお姉様、一旦”モルテニア”に戻りましょう。ついでに飛竜たちの回収もお願いね。」

「ん。―――転移。」

そしてレンはエヴリーヌの転移によって飛竜たちと共にその場から消えた。



〜同時刻・地下墓所〜



「………………」

同じ頃リウイ達の戦いを見守っていたリィンは口をパクパクさせ

「す、凄い……こ、これがあの”英雄王”達の実力……!」

「……今の戦いを見る限り、あのギデオンという男を除けば3人共相当な腕前に見えたが……」

エリオットとラウラは驚きの表情でリウイ達を見つめ

「まるで赤子を捻るような一方的な戦いだったよな……?」

「というか、あれでもまだ全然本気を出していないと思う。」

マキアスは表情を引き攣らせ、フィーは静かに呟いた。



「フハハハハハハ!所詮屑は屑だったな!口ほどにもない!」

「グウッ……ゴホッゴホッ……!ぢ………ぐ……じょう……!こんな……ところで……終わって……たまる……かっ……!」

高笑いをして声を上げたリフィアの言葉を聞いた大男は咳き込んで口から血を吐いた後口から血を流しながら悔しそうな表情でリフィアを睨んだ。するとその時通信の音が鳴り響き、リウイは”C”達を警戒しながら通信を開始した。

「――俺だ。レンか。ああ……ああ……今、こちらもリーダーと幹部格と思われる者達を無力化した所だ。―――――先程大聖堂にいるレンから連絡があった。大聖堂を攻めていたテロリスト共は一人残らず”処刑”したそうだぞ?」

通信を終えたリウイは不敵な笑みを浮かべて”C”達を見つめ

「何だとっ!?テメェら!よくも俺達の同志達を……!」

「…………ッ…………!」

リウイの話を聞いた大男はリウイを睨み、”C”は唇を噛みしめて怒りによって身体を震わせ

「なっ!?」

「………………」

「しょ、”処刑”って……」

「しかもレン姫って、確か僕達よりも年下だろう!?」

「プリネからはレン姫の年齢は13歳と聞いているが…………」

「ま、相手が悪かったね。なん
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