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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第84話
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銃撃を回避する為に後ろに跳躍してギデオンから距離を取った。
「な……」
「こやつら……!?」
それを見たリィンは驚き、ラウラは厳しい表情で女や銃撃を放った大男を睨んだ。
「あらあら、すばしっこい小猫ちゃんね。フフ、あたし好みだわ♪」
焦眼の女がフィーを見つめて呟いたその時
「クク……さすがは”西風の
妖精
(
シルフィード
)
”か。」
巨大な重ガトリング砲を片手に持つ大男が柱から飛び降りた!
「くっ……!?」
「同志”S”……それに同志”V”か………」
二人の登場にマキアスは唇を噛みしめ、ギデオンは安堵の表情をし
「こやつら……」
「……………………」
「テ、テロリストの仲間……」
「気を付けてください!二人は相当の力を持っています……!」
ラウラとフィーは二人を警戒し、エリオットは不安そうな表情をし、ツーヤは警告した。
「やれやれ、今回は任せてもらおうと言っていたはずだが……だが、正直助かったぞ。」
「悪ィな、”G”の旦那。だが、ここでアンタが捕まったらさすがに幸先が悪いからな。」
「フフ、無粋とは思ったけどお邪魔させてもらったわ。同志”C”と一緒にね。」
大男と女が言ったその時
「―――そういう事だ。」
仮面を被り、漆黒のマントを身に纏う謎の男―――”C”が現れた!
「……!?」
「……仮面……?」
「……フフ……」
リィン達が警戒している中、”C”がギデオン達に近づいた。
「同志”C”……まさか君まで来るとはな。私の立てた今回の作戦、それほど頼りなく見えたか?」
「いや、ほぼ完璧に見えた。しかし作戦というものは常に不確定の要素が入り込む。そこの”Z組”の諸君のようにな。」
「……くっ…………」
「僕達の事まで……」
「……何者……?」
”C”に見つめられたリィン達はそれぞれ”C”を警戒していた。
「本作戦の主目的は既に達した。更に”英雄王”達も動いている。ここは無用の争いを避けるべきではないか?」
「……その通りだ。」
そして”C”の言葉にギデオンが頷いたその時!
「―――残念ながら、その判断は遅かったようだな。」
「え――――」
「この声は……!」
なんとリウイ、リフィア、エリゼ、ペテレーネがリィン達の背後から現れた!
「リウイ陛下!?リフィア殿下やエリゼも……!」
「あれ!?あのプリネに似ている女の人はまさか……!」
「まさか――――”闇の聖女”のペテレーネ神官長……!?」
「とてもプリネのお
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