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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第82話
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たしも一目でいいから見たかったんだけど……」
「はは……俺達も驚きましたけど。」
「たしかに噂どおり”天使みたい”だったかも。」
(アルフィン皇女と同じ”天使”で呼ばれているレンさんとは随分違いますけどね……)
トワに羨ましがられたリィンは苦笑し、フィーは自分の感想を口にし、ツーヤはレンとアルフィン皇女を比べて苦笑していた。
「は〜、いいないいなぁ。」
「フッ、皇女殿下の愛らしさは帝国の至宝といってもいいが……リィン君の妹さん達も素晴らしい素質を持っていたね。エリゼ君とエリス君だったか……またお目にかかりたいものだよ。」
「ああ、エリスだったらちょうど殿下の付き人として園遊会に出席している所ですね。エリゼはリフィア殿下の専属侍女長として、この後控えている園遊会にリウイ陛下やリフィア殿下達と共に出席すると思います。」
「ほ、本当かい!?むむ、皇女殿下にエリゼ君とエリス君、それにフィー君とセレーネ君を加えたら……究極15s(フィフティーンズ)の出来上がりじゃないかっ!」
リィンの話を聞いたアンゼリカは血相を変えて大声で叫んだ!
「なんか参加させられてるよ?」
「悪い気はしないかも。」
「フフ、セレーネはどうなの?」
「えっと……皆さんの中に入るなんて、光栄です。」
エリオットに指摘されたフィーは口元に笑みを浮かべ、苦笑するツーヤに見つめられたセレーネは微笑んだ。
「くっ、こんなことなら父上の言いつけに従って園遊会に出席しておけば……いや、さすがに麗人たる私がドレスを着るわけには……しまった、それならタキシードを着て行けばよかったじゃないかっ!」
一方アンゼリカは真剣な表情で悩みぬいた後ある結論を出して心底悔しそうな表情で拳を打ち付けた。
「アンちゃん、どうどう。」
そしてその様子を見たトワに諌められている様子をリィン達は冷や汗をかいて見守っていた。
「なんだなんだ、揃い踏みかよ〜?」
「クロウ先輩………」
「あれ〜、クロウ君?」
「なんだ、君も来てたのか。」
するとその時クロウがリィン達に近づいてきた。
「フン、まーな。」
「そう言えば”夏至賞”に行くとか言ってましたけど。」
「メインレースの結果はどうだったんですか?」
「聞いてくれるな……まさかあそこでブラックプリンスが来るなんて誰が予想できんだよ……しかもランバーブリッツが2番手に差し込んでくるなんて大番狂わせもいいとこだぜ……」
エリオットとマキアスに尋ねられたクロウは悔しそうな表情で答えた。
「ああ、4−5で当たりか。わざわざ懸賞ハガキを出
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