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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第82話
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ーネを見つめ

「―――セレーネ君、だったね?是非とも!今から私と一緒に帝都巡りをしようじゃないか!」

目の色を変えてセレーネを見つめて言った。



「え、えっと…………す、すみません。ツーヤお姉達と一緒に帝都を回っていますので。」

「勿論、あたし達は用事がありますので、アンゼリカ先輩の誘いはこの場で断らせて頂きます。」

「ガックシ…………」

しかしセレーネとツーヤの答えを聞き、心底残念そうな表情で肩を落とした。



(先輩も懲りないな……)

(あはは……噂どおりの人みたいだね。)

アンゼリカの様子を見たリィンは呆れ、エリオットは苦笑していた。

「そういえば、導力バイクでトリスタから来たんですか?」

その時リィンは二人の背後にある導力バイクに気付いて尋ねた。



「ああ、そいつを使えば40分くらいで着くからね。トワを後ろに乗せてきたわけさ。」

「ふむ……機械の馬みたいなものですか。」

「なんかカッコイイ。」

アンゼリカの説明を聞いたラウラとフィーは興味ありげな表情で導力バイクを見つめた。



「あはは、アンちゃんの運転、激しいから大変だったけど。は〜、でもお祭りはいいよね〜。これでテロリストの心配がなければ言うことはないんだろうけど……」

「ど、どうしてそれを―――」

「もしかしてサラ教官から何か聞いたんですか?」

トワがテロリストの存在を知っている事にマキアスは驚き、ツーヤは真剣な表情で尋ねた。

「うん、君達の実習に関してはわたしも少しお手伝いしてて……昨日も、知事さんからの要請を教官に取り次いだんだよね〜。それで、ちょっと心配になってアンちゃんと見に来たんだけど。」

「そうだったんですか……」

「何やら見えないところでお世話になっているようですね。」

「感謝。」

「えへへ、別に大したことはやってないんだけど……」

リィン達に尊敬の眼差しで見つめられたトワは恥ずかしそうな表情で答えた。



「おや、細かい手続きや書類作成も手伝っているんじゃなかったかい?サボリがちなサラ教官に代わって各方面への連絡もしているそうだし。」

「そ、そうなんですか!?」

「教官……ちょっとは見直したと思ったんだが……」

「うーん、さすがにちょっとサボリすぎかもね。」

「というかレーヴェさんも何で手伝わないんですか……」

トワの話を聞いたリィンは驚き、マキアスは呆れ、エリオットは苦笑し、ツーヤは疲れた表情をした。



「ま、まあまあ。教官達だって忙しいんだし。それにしても、リィン君たち、皇女様と会ったんだよね〜?いいなぁ、わ
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