第90話
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最低でも2人で立ち向かう事か……ジンさんは当然として、僕かエステルがジンさんのサポートをする形かな。」
「そうね。それで他には?」
プリネの提案を聞き、ヨシュアが呟いた言葉に頷いたエステルは他にはないか、尋ねた。
「後はそうですね……アーツや魔術を上手く使えば、勝機が見えるかもしれません。………ですからエステルさん達の中の誰か二人がカーリアン様の相手をして、一人はアーツか魔術での攻撃やサポート、一人は回復を主として、隙があれば遠距離からの攻撃に移る……これでどうですか?」
「うん。僕達のメンツを考えたら現状、それが一番いい作戦だと思うよ。」
「そうね。ありがとう、プリネ!!」
「どういたしまして。この後私はツーヤといっしょに街中を見て廻るつもりですが、エステルさん達はどうします?」
プリネはエステル達がこの後、どうするかを尋ねた。
「あ、その事なんだけど、あたし達用事があるからミントを預かってくれないかな?」
「ママ、ミントはついていっちゃダメなの?」
エステルの言葉に反応したミントは首を傾げて尋ねた。
「うん……向こうはあたしとヨシュアだけが来ると思っているから、子供のミントを連れてきたら相手も混乱するだろうから、今回は我慢してくれない?」
「うん、わかった!でも、ミントが大きくになったら絶対。いつでもママの傍でお仕事をさせてね!」
「当り前よ!あ〜ん!いつも思うけど、ミントは素直で可愛くて、本当に癒されるわ〜。どっかの誰かさんとは大違いね!」
「えへへ………」
素直に言う事を聞くミントを思わず抱きしめたエステルは、わざとらしくヨシュアを見ながら言った。一方抱きしめられたミントは気持ち良さそうな表情をしていた。
「悪かったね、素直でも可愛くなくて。それより待たせるのも悪いし、急いだ方がいいかもしれないね。」
ヨシュアは弱冠拗ねた後、遠回しに速くナイアルの所に行った方がいい事を提案した。
「そうね。じゃあ、行きましょうか!」
そしてプリネ達にミントを預けたエステル達はナイアルがいるリベール通信社に向かった………
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