〜武術大会・2回戦〜中篇
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ンはフィニリィを諌めていた。
「選りすぐりの特務兵であるあいつらを倒したか。やはり”闇夜の眷属”は油断できんな。だが……これならどうかな?」
倒れている特務兵達を横目で見たロランスはなんと、分身のクラフトを使って、自分と同じ姿の分身を一人作った。
「え!?」
「同じ生命の息吹が………」
「幻術……ではありませんわね。恐らくあれが話に聞く所の”分け身”。まさか、こっちの世界の人間も使えるなんて………」
ロランスが分身した事にペルル達は驚いた。
「分身……ですか。本体を叩けば、恐らくなくなると思いますが………みなさんは分身の相手をお願いします。」
「うん!」
「はい………」
「フフ……さっさと倒して、援護してあげますわ!」
プリネの作戦に頷いたペルル達は片方のロランスに向かって攻撃を仕掛けた!
「やあっ!」
「いけ………連続水弾……!」
「ハッ!」
ペルルとフィニリィは翼や槍で攻撃を、マーリオンは魔術でロランスの分身に攻撃を仕掛けたが。
「フッ……」
本物のロランスと同じように回避して、逆にペルル達に攻撃を仕掛けた!
「甘いっ!」
「おっと!?」
「!!」
「させませんわっ!」
分身のロランスが放ったクラフト――零ストームをペルル達が回避した所を
「せいっ!」
「わっ!」
「くっ…………」
「人間の癖に、この私に攻撃するなんて生意気ですわよ!」
分身のロランスは素早くペルル達に攻撃した。さすがのペルル達も分身とはいえ、ロランスが相手だったので苦戦した。
「フッ………これで邪魔者はいなくなったな。」
一方本物のロランスは分身と戦っているペルル達を横目で見た後、その場で剣を腰だめにして構えた。
(何か大技をするようですね………では私も………!)
ロランスの構えを見て、大技をする事を察したプリネはレイピアに魔力を流し始めた!
「「ハァァァァァァァァァッ!!」」
ロランスとプリネ、お互い武器に闘気や魔力を流しこみ始めた!!
「むんっ!受けて見ろ、荒ぶる炎の渦を!!」
「全てを燃やしつくし、暗黒の炎よ……今、燃えがれッ!!」
ロランスの剣には闘気によってできた赤き業火が、プリネのレイピアには魔力によって紫色に妖しく燃える妖炎が宿った!
「鬼炎斬!!」
「暗礁!火炎剣!!」
そして2人は同時にSクラフトを放った!2人が放った技は拮抗し、そしてお互いの技は相殺して消えた!
「!!」
「くっ!?」
相殺した際にできた衝撃波によって、ロランスとプリネ
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