第89話
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翌日、ジンとオリビエと合流したエステル達はリフィア達やプリネ達と共にアリーナに向かった。
〜グランアリーナ・ホール〜
「では余達はミント達と共に観客席でお前達を応援する。………余直々が応援するのだ。絶対に勝ち残るのだぞ!?」
「当然よ!」
「はい、ありがとうございます。」
リフィアの応援の言葉にエステルとプリネは頷いた。
「あの……がんばって下さい、ご主人様。」
「フフ……ありがとう、ツーヤ。」
「がんばってね、ママ!ミント、一杯応援するね!」
「ありがとう、ミント。」
ツーヤとミントの応援の言葉にプリネとエステルは微笑んだ。
「よし、それでは観客席に行くぞ。」
「ん。」
「はい。」
「はーい!」
そしてリフィア達は観客席に向かった。リフィア達を見送ったエステル達は控室に向かおうとした所
「あ〜、エステルちゃんたちだ!」
「あ、ドロシーじゃない!」
ドロシーがエステル達を呼び止めた。
「エステルさん、私は準備やペルル達と戦いの前の打ち合わせをしたいですから、先に行ってますね。」
「うん。」
そしてプリネは控室に向かった。
「お久しぶり……って言うほどでもないですね。ツァイスで会って以来ですから。」
「ホントにそうだね〜。また生きて会えるなんて夢にも思ってなかったよ〜。エステルちゃんたち、工房船に乗って危ない所に行こうとしてたみたいだし〜。」
「危ない所……?」
「ほほう、興味深い話だねぇ。」
ドロシーの言葉にジンは首を傾げ、オリビエは目を光らせた。
「あわわ、ドロシー!その話はまた後でってことで。」
ドロシーの言葉に反応したジンとオリビエを見て、エステルは慌てて続きを言わせるのを止めた。
「ほえ……?そういえば、そこの人たちどこかで見たことがあるような〜。」
一方ドロシーはジンとオリビエを見て、見覚えのある人物達である事に首を傾げた。
「フッ、一度ボースの街でお目にかかったことがあるね。また会えて嬉しいよ。ユニークでチャーミングなお嬢さん。」
「俺の方とは、温泉の近くで一度すれ違ったことがあったな。」
「ああ〜、思い出しましたぁ!ワイン飲み逃げ事件の犯人さんと東方風のカッコした熊さんです!エステルちゃんたち、この人たちと武術大会で一緒に戦ってるの〜?」
オリビエとジンの言葉で思い出したドロシーは声をあげた後、エステル達に尋ねた。
「うん、そうよ。」
「こちらのジンさんにお願いして本戦から参加しているんです。そういえば、ドロシーさん。今日は取材に来たんですか。」
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