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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
第88話
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はどういう意味か、サッパリわかんねえんだ。知っているのなら教えてくれるか?」

「”神格者”っていう存在は不老不死の存在ってリフィア達から聞いたわよ。」

「………ハ……………?」

エステルの説明にナイアルはしばらくの間、呆けた。そして我に返ってエステル達に強く尋ねた。

「………って、それ、マジかよ!」

「はい。母が”神格者”であるプリネから、そう聞きました。」

「プリネ姫の母親って……”闇の聖女”か!………ハ〜……それは驚きの情報だぜ。道理で年をとっている風に見えない訳だぜ……」

「あたしもそれを聞いて、最初驚いたわよ。あたし達よりちょっと上ぐらいにしか見えないのに、100年以上生きているらしいわよ?」

「あの外見でか………異世界っていう場所はなんでもありなんだな……」

ペテレーネの風貌と年齢が合わない真の理由を知ったナイアルは呆けた。



「ねえねえ、それよりもう一つの理由って何??」

「それなんだが……プリネ姫達の夫はプリネ姫達自身が選んだ男しか、認めるつもりはないそうだぜ。」

「へ?それって普通に恋愛して結婚するだけじゃない。それのどこがおかしいの??」

もう一つの理由を知ったエステルは自分達にとっては当たり前の事に首を傾げた。

「エステル………王族の女性っていうのは普通、政略結婚かお見合いで結婚するのが当たり前なんだ。」

「そうなの!?」

ヨシュアは呆れて溜息を吐き、理由を話した。理由を知ったエステルは驚いた。

「まあ、そういうこった。……にしてもわざわざ寿命の事まで考えるとか、エレボニアからは”魔王”と恐れられている割には案外、娘達には甘いんだな………」

「そっかな?あのリウイって人、近寄りがたい雰囲気を持っているけど、優しい雰囲気もあるように感じたわよ。」

「ハハ……そんな事を言えるのはエステルだけだよ………」

「…………ハ………?」

自分一人だけ納得しているエステルにヨシュアは苦笑し、ナイアルは口に咥えていた煙草を床に落とした。

「………そうだ!すっかり忘れていたぜ!そういえばジェニス王立学園でリウイ皇帝陛下とお前、共に親衛達達と戦ってたじゃねえか!ダルモア市長逮捕の件ですっかり忘れていたぜ!」

「あ、リウイとの共闘の事?別に大した事じゃないわよ〜。」

「”覇王”を呼び捨て!?お前、自分が何を言っているのかわかっているのか!?」

エステルがリウイの事を呼び捨てにしている事にナイアルは声を上げて、驚いた。

「別にそんなに騒ぐような事じゃないでしょ?あの時のリウイはメンフィルの王様じゃなくて、プリネのお父さんとして戦っていただけと思うわよ?あたしにとっ
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