〜武術大会・1回戦〜後篇
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ルン達を連れて来た兵士達が控室に入って来た。
「ほら、グズグズするな!とっとと波止場に戻るぞ!」
「おいおい、冗談じゃねえぞ。」
「闘ったばかりなんだから少しくらい休ませてくれよ〜。」
「フン……犯罪者の分際で甘えるな。」
兵士の言葉に反論したドルン達だったが、兵士は鼻をならしてドルン達の頼みを否定した。
「ほら、さっさと来ないか!」
「チッ……」
「ああ、疲れたぁ……」
「………………………………」
兵士に強く言われたドルンは舌打ちをし、キールは泣き言を言い、ジョゼットは黙って控室に出ようとした時、ジョゼットは立ち止まってエステル達の方に振り向いた。
「おい、あんたたち……」
「えっ……?」
ジョゼットに呼ばれ、エステルは首を傾げた。
「ボクたちはもう、明日からはここに来れないけど……。あんたたち、絶対に勝てよな!あんなふざけた連中に負けたりしたら許さないからねっ!」
「あ……。あったりまえでしょ!任せておきなさいってば!」
「絶対に……勝ってみせるよ。」
ジョゼットの応援の言葉にエステルとヨシュアは力強く頷いた。
「……気は済んだか。」
「ほら、手間を取らすんじゃない。」
そしてカプア一家は兵士達に連れられて、去って行った…………………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ