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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第80話
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けを聞いたリィン達は互いの顔を見合わせて頷き

「――――Z組A班、テロリスト対策に協力させていただきます。」

「同じくB班、協力したいと思います。」

リィンとアリサが班を代表して宣言した。



「……そっか。」

「ありがとうございます、皆さん。それと一つだけよろしいですか?そちらの少女は何者でしょうか?」

「あ、それはあたしもさっきから思っていたわ。どういう事なのか説明してもらえるかしら?」

「実は――――」

クレア大尉とサラ教官の疑問にリィンはツーヤと共に説明した。



「なるほど……それにしてもベルフェゴール、リザイラ、そしてセレーネ(その娘)全員が王族って、リィン……あんたの女運は一体どうなっているのよ。」

「いや、そんな事を言われても……偶然としか言いようがないかと。」

呆れた表情のサラ教官の指摘にリィンは困った表情をし

「……ちなみに、セレーネさんを共に行動させても戦闘が起こった際、大丈夫だったのですか?」

「ええ。今日の実習課題の魔獣退治の時にも活躍してくれました。」

「腕力はあまりないが、後方からの魔術による支援は非常に助かったな。」

「うん。セレーネがみんなを回復してくれるおかげで僕の負担も減ったし、セレーネがみんなを回復している間に僕が攻撃に移れる時もあったしね。」

「さすが竜だね。幼くても戦力として十分だよ。」

「えへへ……」

クレア大尉の疑問に答えるかのようにA班のメンバーからの称賛の言葉を聞いたセレーネは恥ずかしそうな表情になった。



「……ま、話を聞く限りその娘の心配はしなくてもいいんじゃない?リィンは勿論、ツーヤも守ってくれるでしょうし、確かリベールで起こったクーデター事件の際はまだ幼かったミントやツーヤもエステル達と一緒にクーデター事件解決に貢献したって聞いているし。」

「……そうですね。セレーネさん、でしたね?”Z組”でもない貴女にこんな事を頼むのはずうずうしいとは思うのですが……もしよろしければ手伝って頂けますか?」

サラ教官の言葉に頷いたクレア大尉はセレーネを見つめ

「はい!わたくしの力でよろしければ、お貸しします!」

見つめられたセレーネは力強く頷いた。

「ありがとうございます。では早速、担当して頂く巡回ルートについての説明を……」

そしてクレア大尉はリィン達に説明をし始めた。
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