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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第79話
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……??」

(フフ、ここまでヒントがあるにも関わらず、わからないのはある意味奇蹟に近いかもしれないわね。)

(そ、そうですね……)

首を傾げているマキアスを見たプリネとツーヤはそれぞれ苦笑した。



「ふふっ、わたくしも噂くらいは耳にしたことがありますわ。”紫電(エクレール)”なんて格好いい呼ばれ方をされている方ですよね?」

「”紫電(エクレール)”……!」

「……やはり……!」

「二人が知っているという事は帝国の武の世界で知られる名前か。」

アルフィン皇女の言葉を聞いて顔色を変えたラウラとリィンの様子を見たガイウスは二人に尋ねた。



「ああ……耳にした事があるくらいだけど。」

「帝国遊撃士協会にその人ありと言われるほどの若きエース。最年少でA級遊撃士となった恐るべき実績の持ち主……”紫電のバレスタイン”―――それが君達の担当教官さ。」

その後リィン達はオリヴァルト皇子達と談笑しながら夕食を取り、食後の紅茶の時間になるとエリゼがリィンを見つめて口を開いた。



「――――さてと。兄様、そろそろそちらの少女―――セレーネさんに関しての詳細な説明をして頂きましょうか?」

「先程のセレーネさんの自己紹介では兄様に”仕えている”や”パートナー”に加えて兄様の事を”お兄様”と呼んでいる事が非常に気になっていたのですが……?」

「う”っ……」

膨大な威圧を纏って微笑むエリゼとエリスに見つめられたリィンは冷や汗をかき

「アハハ……え、えっと。実は―――」

その様子を見て冷や汗をかいて苦笑していたツーヤは助け舟を出すかのように、その場にいる全員にセレーネの事情を説明した。



「ほほう?ツーヤ君の妹君か。フフ、幼い頃のツーヤ君に負けず劣らず可憐な娘だね♪ミント君とツーヤ君の例を考えると、成長すればきっと二人のようにスタイル抜群の素晴らしい美女になるだろうね♪いや〜、リィン君が羨ましいよ♪将来美女になる事が確定している可憐な娘をキープしているんだから♪」

セレーネの事情を聞いたオリヴァルト皇子は目を丸くした後リィンにウインクをしたが

「お兄様、少しお下品ですわよ。」

「あたっ。ボクは当然の事を言っただけなんだけどね〜。」

アルフィン皇女にハリセンで頭を叩かれ、羨ましそうな表情でリィンを見つめた。

「ほう?”七大罪”の一柱に精霊王女に加えて竜とも契約するとは……やるではないか。」

「エステル並みに異種族達に好かれているね。」

一方リフィアとエヴリーヌは感心し

「フフ、私としては嬉しいわ。ツーヤの妹に会えて。」

「それはあたしもですよ。もう会えないと思っていたのです
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