外伝〜裏の守護者達〜
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!?」
「しかも何故”剣聖”の関係者を奴らが護衛しているのだ!?」
ゼノ達の正体を知った猟兵達は混乱し始め
「クク、”どうなっている”は俺達も言いたい所やけど、まあ今はそれはどうでもいいわ。それよりも――――いつまで高見の見物をし続けるつもりや?」
猟兵達の様子を面白そうに見つめていたゼノは誰もいない所に視線を向けて問いかけた。
「………フッ、私の気配にも気づいていたとはな。大陸最強の猟兵団に所属する連隊長は伊達ではないという事か。」
すると誰もいない所が歪み、そこから全身を黒装束で纏い、更にフードと仮面を付けた人物が現れた!
「なっ!?何もないところから……!」
「こ、今度は誰だ!?」
黒装束の人物の登場に猟兵達は狼狽え
「全身を黒装束で纏い顔には仮面……―――!まさか共和国の伝説の凶手にして東方の魔人――――”銀”か?」
黒装束の人物の特徴を見て黒装束の人物の正体を察したレオニダスは問いかけた。
「フフ、自己紹介は必要ないようだな。」
レオニダスの問いかけに口元に笑みを浮かべて答えた黒装束の人物――――カルバード共和国の東方人街で伝説の存在―――”東方の魔人”として有名な東方の伝説の凶手――――”銀”はゼノ達と並んで得物である斬魔刀を構えた!
「なっ!?」
「ま、まさか……!」
「……何のつもり?」
銀の行動に猟兵達が驚いている中フィーは警戒の表情で銀に視線を向けて問いかけた。
「クク、”私の仕事もお前達と同じだ”といえばわかるだろう?」
「おいおいおい……俺達に加えて伝説の暗殺者まで一個人の護衛として雇うなんて、俺達の”本当の雇い主”は一体何者でどんな凄い金持ちやねん?」
「依頼内容から推測すれば”剣聖”や”剣聖”の家族の可能性が真っ先に考えられるが……」
「ぶっちゃけその可能性は絶対にありえないもんね。”剣聖”達とわたし達は水と油同士の存在の上リベール人の”剣聖”達がわたし達を雇うなんてありえないし、それ以前に軍人や遊撃士の稼ぎで依頼も達成していないのに”報酬”として3億ミラなんて大金を前持って支払ってわたし達を雇った事に加えて”銀”まで雇うなんてどう考えても不可能。」
銀の答えを聞いたゼノは疲れた表情で呟き、考え込んでいるレオニダスの言葉に続くようにフィーは静かな表情で呟いた。
「まあ、それに関しては団長が調べているから今は気にせんでいいやろ。それよりもちょうどいい機会やし、伝説の凶手の実力を見せてもらうで、”銀”!」
「フフ、それはこちらの台詞だ。さて―――――無駄話はここまでにして、護衛対象の障害の調伏を開始するぞ。」
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