外伝〜裏の守護者達〜
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通に考えれば高いだろう。」
「でも確認もせずに、信じる上”西風”の名を聞いても何も気付かないなんてリベールってかなり甘いね。」
兵士達が去った後に笑いを噛み殺して呟いた青年の疑問に大男が答えると、少女はジト目で呟いた。
「クッ………!何者だ、貴様らは!?」
「ギルドに依頼されたということは、遊撃士か!?」
一方猟兵達は青年たちを警戒していた。
「クク………」
「フッ……」
「ふふ……」
するとその時猟兵達が自分達を遊撃士であると思っている事を聞いた青年たちは突然笑い始めた。
「何がおかしい!?」
「いや〜、この”紋章”を目にしても俺達をよりにもよって遊撃士と勘違いしている事がおかしくてな。」
「というかわたし達の”団”は”その業界”では知らない人達はいないくらい名前が知られているのに、”西風”という名前が出て来てもわたし達が何者なのか気付かないなんて貴方達、本当に”猟兵”?」
青年は自分達が身に着けている黒いジャケットの胸ポケットに刻み込まれてある紋章――――蒼い鷲と”ゼフィール”の文字が刻み込まれてある紋章を片手で強調させ、少女は呆れた表情で猟兵達を見つめていた。
「”西風”………?――――――!?そ、その紋章はまさか……!」
「”赤い星座”と双璧を為す大陸最強の猟兵団――――”西風の旅団”……!」
そしてようやく青年達が何者なのか気づいた猟兵達は信じられない表情で声を上げた。
「クク、ようやく気づいたご褒美に名乗ってやるわ。―――”西風の旅団”連隊長”罠使い(トラップマスター)”ゼノや。」
「同じく”破壊獣(ベヒモス)”レオニダス。」
「西風の旅団団長”猟兵王ルトガー・クラウゼル”の娘、”西風の妖精(シルフィード)”フィー・クラウゼル。」
青年――――大陸最強の猟兵団の一つ―――”西風の旅団”に所属する猟兵の一人である”罠使い(トラップマスター)”ゼノが自身の得物であるブレードライフルを構えて名乗り上げるとゼノに続くようにゼノと同じ”西風の旅団”に所属する猟兵の一人である大男―――”破壊獣(ベヒモス)”レオニダスと”西風の旅団”に所属する猟兵にして団長である”猟兵王ルトガー・クラウゼル”の養女でもある少女―――”西風の妖精(シルフィード)”フィー・クラウゼルもそれぞれ名乗った後武器を構えた!
「”罠使い(トラップマスター)”に”破壊獣(ベヒモス)”、それに”西風の妖精(シルフィード)”だと!?」
「ど、どどどどど、どうなっている!?何故”西風の旅団”の猟兵達が……それも二つ名持ちの猟兵達がリベールにいる!?」
「リベールは猟兵の雇用を禁じているのではなかったのか
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