第85話
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?何か面白いことはあった……ようだね。そろそろこのボクにもそこの可愛いリトルレディを紹介してくれないかな?」
我に返って、気を取り直したオリビエはミントを見て、エステル達に尋ねた。
「ハァ……あんたにだけは会わせたくなかったんだけどな。…………まあ、いいわ。ミント。」
「はーい!こんにちは、お兄さん!ママの子供のミントだよ〜!よろしくね!」
エステルに促されたミントは元気良く、自己紹介をした。
「フッ……漂泊の詩人にして愛の伝道者、オリビエ・レンハイムだ。ボクの事は『オリビエお兄さん』と呼んでね♪」
オリビエは髪をかき上げて、ミントに流し眼を送って言った。
「やめんかー!……全く、これだから純真で可愛いミントにコイツみたいな変態と会わせたくなかったのよね!」
「ハハ……相変わらず、エステルはミントに過保護だなぁ。」
オリビエの言葉に反応して叫んだエステルの独り言が聞こえたヨシュアは苦笑した。
「当り前よ!こんな奴、ミントに悪影響を与えるだけの!存在だからね!」
「ハッハッハ!そう褒めないでくれよ。照れるじゃないか♪」
「褒めてないっつーの!………つ、疲れる………」
「ママ〜、大丈夫?」
エステルの毒舌をオリビエは笑って流し、エステルはすかさず突っ込んだ後、疲れて机にうつぶせた。ミントはうつぶせているエステルの体を揺すって尋ねた。
「ほう♪エステル君とヨシュア君……いつの間にこんな大きな子供を作ったのかな♪」
ミントのエステルに対する呼び方に反応したオリビエはからかう表情でエステル達を見た。
「それ、絶対言われると思ったわ………ミントはあたしの養子みたいなもの。だから、ミントはあたしの事『ママ』って言っている訳。だから断じてヨシュアと結婚している訳でもないからね!?わかった!?」
エステルは溜息を吐いた後、事情を説明した。
「ほう…………………フム。」
エステルの説明に頷いたオリビエはミントを凝視した。
「ほえ?ミントの顔に何かついているの?」
「…………イヤな予感しかしないわ……」
「ハハ……奇遇だね。僕もそう思うよ。」
オリビエに見られたミントは首を傾げ、エステルはジト目でオリビエを見て、ヨシュアは苦笑しながら答えた。
「フム………今でこれだけ可愛いとするとエステル君達並に育てば………フフ、今から楽しみだよ♪」
「予想通りの答えだね………」
「この………変態が〜!あたしの目が黒い内は絶対、アンタみたいな変態をミントに近付かせないからね!……もし、ミントに手を出したらただじゃすまないからね!」
オリビエの予想通りの答えにヨシュアは呆れ、エステルはミ
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