〜武術大会・予選〜
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主人様、あたしに気付いてくれたんだ……!」
ミントの言葉にツーヤは嬉しそうに答えた。
「ふええ〜……!さすがプリネね!余裕勝ちじゃない!動きも洗練されていて、全く隙がなかったし!」
「うん。さすが”大陸最強”と名高いメンフィルの武官や父親に鍛えられているだけはあるね。彼女達の使い魔達もかなり強いし、親衛隊クラスでないと相手にならないんじゃないかな。」
エステルはプリネの強さを改めて見て興奮し、ヨシュアは使い魔を含め、評価をしていた。
そしてまた次の試合の組み合わせのアナウンスが入った。
「……続きまして、これより第8試合を始めます。なお、この試合をもちまして予選試合は終了となります。南、蒼の組。王国軍情報部、特務部隊所属。〜以下4名のチーム!」
片方の門からはなんとルーアン、ツァイスで対峙した特務兵達が現れた。
「あいつら……!」
「どうやら正体を隠すのはやめたようだね………」
「あの人達は……!」
「……………!」
特務兵の登場にエステル達は驚いた。
「北、紅の組。異世界の国、メンフィル帝国出身。メンフィル帝国軍所属。闇剣士カーリアン選手以下1名のチーム!」
もう片方の門からはその場にいる男性達を魅了するような体つきと服装をした女性――リウイの側室の一人であり、幻燐戦争の英雄の一人、そしてリフィアの祖母であるカーリアンが現れた。
「凄いカッコ………ほとんど下着しか着てないようなものじゃない!……あれ?今思ったらさっきの人の名前に聞き覚えがあるんだけど………(それにあの人、どっかで見た事があるような……?)」
エステルはカーリアンの服装に驚いた後、聞き覚えのある名前や見覚えのある顔に首を傾げた。
「聞き覚えがあって当然だよ、エステル。あの女性はリフィアにとって祖母にあたる人だよ。」
「あ、そうか。…………って祖母!?どっからどう見てもそんな風には見えないわよ!?」
ヨシュアから言われたエステルは驚いた後、カーリアンの姿を信じられない表情で見ていた。
「ハハ………エステル、忘れたのかい?闇夜の眷属の人達は寿命も僕達より遥かに長寿だし、しかも若い姿のままを保っていられる事を。」
「あ、そう言えばそうね。あのリウイって人もリフィアのお祖父ちゃんだったものね。それを考えたら不思議でもないか………」
苦笑しながら言ったヨシュアの言葉にエステルは納得して、カーリアンを見た。
(ん〜?今誰か、私にとって腹立つ事を言った気がするわね………リフィアかしら?)
一方カーリアンは何かに感づいて、周囲を見回した。その時、アナウンスが入った。
「カーリアン選手はジン選手やリフィア選手と同じよ
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