第75話
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「消えちゃえ!……贖罪の雷!!」
エステル達が放った魔術で道を塞いでいた魔獣達が消滅し、セピスを落とした。
「相変わらず、凄い威力だな……」
「ふ、ふえええ〜……お姉ちゃん達、凄いな。アーツじゃ、こんな威力は出せないんじゃないかな?」
「………………」
エステル達の魔術の威力にヨシュアは感心し、ティータは魔術の威力に呆け、ジンは驚きの表情で見ていた。
「よ〜し、終わりっ!あれ?どうしたの、みんな?」
戦闘が終了し、武器を仕舞ったエステルはヨシュア達を見て尋ねた。
「いや……魔術の威力にみんな驚いているんだよ。」
「うん。魔術は初めて見たけど、凄いね!オーブメントを使わず、どんな原理であんな事ができるのか、凄く気になっちゃうよ。」
「あはは……ティータらしいわね……」
「ティータちゃん、目が凄く輝いているね。」
興味津々ティータの言葉にエステルは苦笑し、ミントはティータの今の表情を言った。
「えへへ、つい気になっちゃって……」
エステルとミントの言葉にティータは恥ずかしそうに笑った。
「ん?確かジンと言ったな?余やエヴリーヌを見てたようだが、何か用か?」
「いや、少し気になったのだが魔術とアーツは属性に関しては同じかどうか、気になってな。」
「確かにそうですね……リフィア、そっちの世界の魔術は何種類あるんだい?」
「ん?属性の種類か。一般的な攻撃魔術の属性はアーツの属性で例えるなら火は火炎、水は冷却、風は電撃、地は地脈、時は暗黒、空は神聖だ。これに加えて余が使っている無属性の純粋、他には身体能力の強化等をする戦意や強化、そしてイーリュン教の信者達が得意とする再生や治癒だ。他にもあるが……まあ、それは知らなくていいだろう。」
ヨシュアに尋ねられたリフィアは次々とディル・リフィーナにある属性魔術の事を説明したが、ある属性の魔術も思い出し、その属性を言うのをためらって誤魔化した。
「へえ〜……そんなにあるんだ。それだと、今あたしが使えるのは火炎、電撃、地脈、暗黒か……あと2つで全属性の攻撃魔術ができるんだけど、どうやったら使えるようになるのかな?」
「エステル……それだけ使えて、まだ属性を増やしたいのかい?」
「いいじゃない!強くなりたいんだから!それでどうなの?」
「ふむ、エステルのオーブメントや精霊や幻獣達と契約した際の影響の事を考えると、お前はどの属性にも属さない無属性だから、その属性に遭った精霊や幻獣達と契約すれば使えるようになると思うぞ?」
期待した表情で自分を見ているエステルにリフィアは少しの間、考えて言った。
「やっぱり契約か……冷却属性はマーリオンみ
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