第75話
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紅蓮の塔を出たエステル達は帰り道に急にアガットが倒れたところに、エルモ村までの護衛を終えたリフィア達とカルバード共和国の遊撃士、ジンがたまたまその場に居合わせ、ジンにアガットを中央工房の医務室まで運んでもらい、アガットが倒れた原因は黒装束の男が撃った銃弾が原因とわかり、それを治癒するの薬を七曜教会に求めたが、生憎材料を切らしていて、その材料を手に入れるためにたまたまツァイスに泊まる予定だったジンやリフィアとエヴリーヌを加えたエステル達7人は材料があると言われるカルデア隧道の鍾乳洞内の奥に向かって行った。また、アガットの体を蝕む毒を少しでも遅らせるために状態異常回復の魔術が使えるツーヤとツーヤに魔力が供給できるプリネはアガットの看病に残した。
〜カルデア隧道・鍾乳洞内〜
「ここがカルデア鍾乳洞か……神秘的な光景ね。」
エステルは鍾乳洞に入って見た光景に思わず呆けた。
「だが、奥の方から魔獣の気配がプンプンするぞ。なかなか歯ごたえがありそうだな。」
「ん。街道とかにいた雑魚より結構強い気配がするね。少しは楽しめそうかな、キャハッ♪」
ジンとエヴリーヌは魔獣の気配と強さを感じ、警戒心を強めたり強敵の存在に笑みを浮かべた。
「ふ、ふえええ……」
2人の言葉を真に受けたティータは思わずよわよわしい声を出した。
「ティータ、恐かったら戻ってもいいんだからね?あんまり無理しちゃダメよ。ミントもよ?紅蓮の塔の時みたいに無茶したら、今度はさすがに怒るからね?」
「だ、大丈夫だよ……恐いけど無理はしてないから。今は急いで薬の材料をとりに行こう?」
「うん!ミント、アガットさんが元気になるためにがんばる!」
「もし怪我を負ったら、余が傷跡もなく治してやろう!余がいるのだから、安心するがいい!」
「そうね……行くとしますか。」
ティータの様子を見て大丈夫と判断したエステル達は鍾乳洞の奥へ進んで行った。
そして鍾乳洞内を歩きしばらくすると魔獣が現れた。
「みんな行くわよ!」
エステルの掛け声で7人は魔獣に挑んだ。鍾乳洞内の魔獣は手ごわかったがエステルは棒や魔術で万能な戦い方で、ヨシュアは素早い動きで魔獣を翻弄しつつ、着実に敵の急所を狙って対処し、ティータは無理せず後ろからアーツや導力砲で援護し、ジンは体術で一撃で魔獣を沈め、ミントは前衛のエステル達が取り逃がして後衛に襲いかかろうとした魔獣を斬り伏せ、魔術でエステル達を援護した。またエヴリーヌやリフィアは弓技や強力な魔術で援護した。
「闇よ、我が仇なす者を吹き飛ばせ!……黒の衝撃!!」
「行っけ〜!……サンダーボルト!」
「出でよ、烈輝の陣!レイ=ルーン!!」
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