第64話
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(………ヨシュア……………)
仲間達が二人の帰還に喜んでいる中ステラはヨシュアの姿を見ると、辛そうな表情になり
(イオン様、ヨシュアが帰還した事で、ステラが嘘をついていた事もみんなにもバレてしまいますが、どう、しますか?)
(……任務が終われば必ず彼女の正体を判明させる事を約束して、何とか隠し通すしかありませんね。)
ヨシュアに視線を向けたアリエッタに小声で囁かれたイオンは疲れた表情で答えた。
「や〜、エステルちゃんが無事なのをこの目でで見てホンマに安心したわ〜。」
するとその時ケビンが謁見の間に現れた。
「あ、ケビンさん!」
「エステルちゃんが掠われた時は目の前が真っ暗になったわ。ホンマにもう……あんまり心配させんといてや。」
「うん……ゴメンなさい。」
「んで、こっちが例の……」
「初めまして、ケビン神父。ヨシュア・ブライトといいます。」
ケビンに視線を向けられたヨシュアは自己紹介をした。
「うぐっ……予想以上のハンサム君やね。って、オレのこと知っとんの?」
ヨシュアの容姿を見たケビンは唸った後、ある事に気づいてヨシュアに尋ねた。
「あなたの存在については僕の情報網にも入っていました。エステルの危ない所を何度も助けてくれたそうですね。ありがとう……感謝します。」
「むむむ……まあええか。仲直りしたんやったらオレから言うことは何もないわ。…………ただな。」
ヨシュアにお礼を言われたケビンは唸った後、ヨシュアに耳打ちをした。
(……あんまり可愛い彼女を放っておいたらアカンで。オレみたいな悪い虫にコナかけられたくなかったらな。)
(……肝に銘じます)」
「?どうしたの?」
2人の様子を不思議に思ったエステルは首を傾げて尋ねた。
「いやぁ、ちょいとな。」
「男同士の話をね。」
「なんかヤラしいわね……」
ケビンとヨシュアの答えを聞いたエステルがジト目で睨んだ。
「ちなみにイオン様も男同士の話、した事なかったですよね?”以前のイオン様”は、ルークやアニス達とずっと、一緒でしたし。」
「ええ。僕としてはちょっとだけ興味があったんですけどね……」
「ハハ……(イオンがそんな事に興味を持っていたなんてアニスが知ったら驚くだろうな……)」
アリエッタの疑問に答えたイオンの答えを聞いたルークはかつての仲間の反応を思い浮かべて苦笑していた。
「………お久しぶりです、アリエッタさん。今回もエステル達に協力してくれているとの事で感謝しています。」
「たまたまアリエッタ達の任務が、関係していましたから、ヨシュアが気にする必
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