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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜聖なる竜王女との契約〜前篇
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尋ね
「”ツーヤ”……?――――!!え…………も、もしかしてツーヤお姉様なのですか!?」
目の前の黒髪の女性がツーヤと呼ばれている事に首を傾げたセレーネはツーヤの顔をよく見て驚きの表情でツーヤを見つめた。
「お、”お姉様”って事はまさか……」
「その娘、ツーヤの妹?」
セレーネがツーヤを”姉”呼ばわりした事が気になったマキアスは信じられない表情をし、フィーは首を傾げて尋ねた。
「はい。―――久しぶりだね、セレーネ。まさか貴女と再会できる日が来るとは思わなかったよ。」
フィーの疑問に静かに頷いたツーヤはセレーネを優しげな微笑みを浮かべて見つめた。
「えええええええええええええっ!?って事は……!」
「ツーヤも王女って事になるね。」
「「……………………」」
ツーヤが王女であるセレーネの姉である事でツーヤも王女である事に気付いたエリオットは大声を上げて驚き、フィーは目を丸くし、リィンとマキアスは口をパクパクしていた。
「え、えっと……本当にツーヤお姉様なのですよね?一体いつ、”成長”なさったのですか……?それに”成長”なさったという事は”パートナー”も見つけたのですよね?王宮にいるはずのお姉様が一体どうやって……」
「?あたしが王宮に?……一体どういう事?覚えている限りでいいから、何があったのかを教えて。」
セレーネの話を聞いて何かがおかしいと察したツーヤはセレーネに尋ねた。そしてセレーネは自分の事情を語り始めた。
ある日母親である女王が重い病にかかり、治療法も必死に探したが見つからなかった。そしてその夫である自分とツーヤの父親が別の大陸にあると言われているどんな病気も治すと言われている薬を探す為に部下達と共に旅立った。
セレーネとツーヤは王宮で留守番をするはずだったが、二人とも父親と共に薬を捜す事を強く思ったが、二人ともいなくなれば母親を寂しがらせてしまうと思い、どちらが父親についていくかじゃんけんをした結果セレーネが勝ち、ツーヤの助けによって王宮を抜け出したセレーネは荷物の中に隠れた。
荷物の中に隠れていたセレーネはやがて隠れていたが兵士達にわかり、慌てた兵士達はすぐに女王の夫に報告したが、夫はセレーネがついて来る事を許可し、そのままセレーネは父親達と共に旅をする事になった。
船旅は順調で無事大陸に到着したセレーネ達だったが、ある日魔物の群れに襲われ、父親も兵士達も皆魔物に殺され、唯一生き残ったセレーネは必死に逃げたが、ついに崖まで追い詰められ、魔物達が近寄った際に足を踏み外したセレーネは崖から転落し、そこで記憶は途切れた事を説明した。
「……………………」
セ
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