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豚とトリュフ
3部分:第三章
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。とにかく豚達じゃが」
「もう連れて来ているよ」
「ここにな」
 言うともうすぐそこにいた。丁度豚達が集められていた。
 老婆はまずはその豚達を見る。そしてそれから言うのであった。
「ふうむ」
「どうだい?何かわかったかい?」
「何か問題はあるかい?」
「美味そうな豚達じゃな」
 しかし老婆はここでこう言うのであった。
「中々のう」
「おい、食う為の豚じゃないからな」
「それはわかってくれよ」
 老婆の多少不謹慎なジョークに思わず返した彼等であった。
「間違ってもな」
「ポトフになんかしないでくれよ」
「わかっておるわ。もう昼にブイヤベースを食べてきたわ」
 また軽い冗談で返す老婆であった。やはり歳の割りに茶目っ気が強い。

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