第71話
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の申し出に頷いたサエラブはそのまま温泉の中に浸かり、テトリ達は来ている服を脱ぎだした。テトリ達の行動に気付いたヨシュアは慌ててテトリ達に背を向けた。
「う”……(なんでプリネが契約している子達ってあんなにプロポーションがいいの!?フィニリィなんか、あんな小さい身体をしているのに胸はプリネやペルル並とか、どういう風に育ったのよ!?)」
エステルは服を脱いで露わになったペルルやフィニリィの体を見て女性として、スタイルが圧倒的に違う事に唸った。
「エステルさん?どうしたんですか?」
「な、何でもないわよ!(う……よく見たらテトリも結構胸があるわよね……エヴリーヌもわりとあるし……この中で胸が小さいのってあたしとリフィアぐらいじゃない……)」
「どうしたんですか、エステルさん?私の体をそんなにじっと見て。」
テトリは自分の体を見て溜め息をついた、エステルを見て尋ねた。
「な、なんでもないわ!それより、テトリ達もタオルを付けないと!ここにはヨシュアもいるんだから……今、とって来るわ!」
「あ、はい。ありがとうございます。」
そしてエステルはテトリ達の分のタオルを持って来て、体に付けさせた。また、パズモはエステルが桶に湯を組んで、それにパズモは服ごと浸かった。そしてエステル達は談笑し始めた。ヨシュアはその中に入るのは居心地が悪いと感じ、少し離れた所で湯に浸かっていた。そこにサエラブが静かに近付いて来た。
「やあ、サエラブ。君はあの中に入らないのかい?」
(……お前に少し聞きたいことがある。)
「僕に?一体何を聞きだいのかな?」
(小僧……貴様、何者だ。欲に溺れた市長がエステルに銃口を向けた時、出した殺気……あれは人を殺した者しか出せない強力な負の気が混じった殺気だった。少なくともエステルのような、光の下で育った人間ではないな?)
「………………何が言いたいんだい?」
サエラブの念話にヨシュアは目を閉じて黙った後、静かに言った。
(別にお前が何者だろうと我には関係ないことだが、これだけは言っておく。もし、貴様がエステルを害するような事があれば、我は全力を持って貴様を排除する。………例え、エステルがそれを望まなくてもな…………)
「………そんな事は絶対しないよ……だって、僕はエステルの事を……………………」
サエラブの警告にヨシュアは首を横に振って否定し、何かを言いかけたが辛そうな表情で言うのをやめた。
(小僧、もしやお前………………フン、そういう事か。まあいい、今の我の言葉……心に刻んでおけ。)
「…………………」
サエラブの念話にヨシュアは目を閉じて、黙っていた。
「おーい、サエラブ!こっちに来てよ!
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