第71話
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
収まっていない様子のミントに尋ねられたエステルは聞き返した。
「ママ、他の妖精さんともお友達なの?」
「ええ。……そうだわ!こんなに広いんだし、他のみんなにもここの温泉に浸かってもらったほうがいいわね!ティータにも紹介したいし、プリネもそうしなよ!」
「そうですね。では……」
エステルの提案にプリネは頷いた。そして2人はそれぞれ現在契約している者達を呼んだ。
「サエラブ!テトリ!」
「ペルル!マーリオン!フィニリィ!」
2人に呼ばれた精霊や幻獣達は姿を現した。
「「わあ……!」」
「こんなにいるんだ……!」
エステルやプリネが契約している精霊や幻獣達を見てティータやミントは目を輝かせ、ツーヤは数の多さに驚いた。
「あれ?一人、見た事がない子がいるようだけど……」
フィニリィを見てエステルは首を傾げた。
「ああ、その子はフィニリィと言って、今日契約した子なんです。」
「へぇ〜………」
プリネの説明を聞いたエステルはパズモやテトリとは異なる妖精であるフィニリィを興味深そうな目で見ていた。
「あら、何故あなたがこんなところにいるんですの?」
(我は仙狐様の命によってこの世界の探索を任され、世界を廻る上で我の存在に理解あるエステルと契約していれば効率的に世界を廻れるから今、ここにいるだけど。そういうお前こそ何故こんなところにいる。)
「ま、私にも色々と事情がありますのよ。」
フィニリィはサエラブに気付き尋ね、尋ねられたサエラブは答えた後、逆に聞き返し、フィニリィは高貴な雰囲気を纏って答えた。
「え、サエラブってそこの妖精と知り合いなの?」
(……まあな。)
お互い知り合いのように話すサエラブとフィニリィを見て、エステルは尋ねた。
「ちょっとそこの人間!私をただの精霊と思わないでよね!私は精霊の中でも王族種の”精霊王女”よ!」
「せ、精霊王女……プリネもなんか凄いのと契約したわね〜………」
「フフ……ああいう風に高慢に見えますが、以外と優しいところはありますよ。」
エステルの感心した言葉にプリネは微笑みながら答えた。
「みなさんも温泉に入ったらどうですか?気持ちいいですよ。」
「サエラブやテトリも入ったら?」
(フン……)
「ありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えさせていただきますね。」
「フフ、私の魅力的な体を見て、驚くがいいわ。」
「うん!」
「プリネ様……水精の私は湯の影響を……受けてしまいますので……戻らせていただきます……」
「そうね、わかったわ。」
マーリオンだけは戻り、プリネやエステル
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ