第71話
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ーヤはティータの喜びを自分のように感じて祝福した。
「それじゃあ、決定っ!あ、そうそう。もう『さん』付けはナシね?代わりにあたしたちも呼び捨てにさせてもらうから。」
「そうだね。あと、博士と話す時みたいに気軽に喋ってくれると嬉しいな。」
「あ、あう……。さん付けはやめて気軽に……。……………………………………」
エステルとヨシュアの言葉に頷いたティータはしばらくの間考えて、エステル達の新しい呼び方を言った。
「エステルお姉ちゃん。それと、ヨシュアお兄ちゃん。……こ、これでいいのかなぁ?」
「うん、バッチリ!」
「あらためて、よろしくね。」
新しい呼び方に頷いたエステルに同意するようにヨシュアも頷いた。
「ねえねえ、ママ。」
「ん?どうしたの、ミント。」
「ママとヨシュアさんがティータちゃんのお姉さんだったら、ミントはどうなるの?」
「え?え〜と……」
ミントの疑問にエステルは唸りながら考えた。
「ふむ。エステルが姉でティータが妹だとすると、エステルの娘であるミントにとってティータは叔母になるぞ。」
「え”。」
「ふ、ふえええっ!?」
唸っているエステルに代わって答えたリフィアの言葉にエステルやティータは驚いた。
「ねえ、ママ。ミント、ティータちゃんの事を叔母さんって言わなくちゃダメなの?」
「絶対駄目よ!だから、今まで通りの呼び方で呼んであげなさい。」
ミントに尋ねられたエステルは驚きから立ち直った後、強く言った。
「うん。ごめんね、ティータちゃん。」
「あはは……あまり気にしていないから大丈夫だよ、ミントちゃん。」
申し訳なさそうに謝るミントにティータは苦笑しながら答えた。
「そうだ!妹になった記念にティータに素敵な子と会わせてあげるわ!」
「ふえ?エステルさん達以外にもいるんですか?」
エステルの言葉にティータは首を傾げた。
「うん。……パズモ!」
呼ばれたパズモはエステルの肩に止まった。
「あ!お芝居の時にいた妖精さんだ!そうだよね、ツーヤちゃん。」
「うん。エステルさんの妖精さんだったんだ……」
パズモの姿を見て、学園祭の劇で見た事のあるパズモを見てミントは目を輝かせていっしょに劇を見たツーヤに確認した。
「わあ……その子って妖精さんですか!?」
「ええ、パズモって名前よ。小さいけど凄く頼りになるあたしにとって親友の一人よ!」
(よろしくね。)
パズモはティータの目の前に飛んで来て、笑顔を向けた。
「ねえねえ、ママ!」
「ん?今度は何?」
パズモを見て興奮が
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ