第70話
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(フフ、どうしてでしょうね?(エステルさん、とうとうヨシュアさんの事を意識し始めましたね……))
エステルの様子を不思議に思い、ツーヤはプリネに尋ねたがプリネは顔を真っ赤にして俯いているエステルを微笑ましそうに見ながら誤魔化した。
「???エステルさん?お顔、まっかですけど……」
「あわわ……何でもない、何でもないから!いや〜、それにしても温泉ってホントーに効くよね!?血の巡りが良くなりすぎて頭がクラクラするっていうかっ!」
「は、はあ……」
勝手に慌てているエステルの様子にティータは首を傾げながら頷いた。
「そ、そういえば露天風呂があったんだっけ?のぼせてきちゃったし、あたしちょっと行ってくるね!」
「あ、ママ!ミントもいっしょに行く!」
「あ、はい……あ、そーいえば。エステルさん、露天風呂って……。……混浴なんですけど。」
慌てているエステルは温泉から立ち上がり、ティータの言葉を最後まで聞かずに逃げるように露天風呂に行った。そしてミントもエステルを追うように露天風呂に行った。
(どうせエステルの事だからなんか騒ぎを起こしそう……エヴリーヌは知〜らない。……気持ちいい……後で露天風呂にも行こう……どんな温泉かな?ウィルが作った温泉みたいなのがいいな……)
(は〜、あせった……。心臓がバクバクいってる……。あたし……この前からどうしちゃったんだろ……。今まで、ヨシュアをそういう風に意識したことなんてなかったのに……。………………………………。ええい、悩むのやめっ!あたしのキャラじゃないしっ!)
露天風呂がある場所に出たエステルは先ほどのティータ達との会話を思い出して顔を真っ赤にした後、首を何度も横に振って忘れた後表情を元に戻した。
「うわあ〜……すっごく広いね、ママ!」
「そうね。じゃあ、いっしょに浸かろうか。」
「うん!」
露天風呂の大きさに喜んでいるミントにエステルは微笑ましそうな表情で見た後、ミントといっしょに温泉に浸かった。
「は〜っ、いい気持ち〜!中のお風呂もよかったけど外のはまたカクベツよねぇ。うーん、広くてのびのびできるし……」
「ねえ、ママ!こんなに広いんだから、いっしょに泳ごうよ!」
「そうね……誰もいないみたいだからここは……」
ミントの提案にエステルが頷こうとした時、湯気の向こうから声が聞こえて来た。
「……言っておくけど、泳いだりしたらダメだからね。」
「ギクッ……な、何を言ってるのかしら!?そ、そんなことしないわよ!いい、ミント?いくら広いと言ってもここはお風呂なんだから、そんな事はしたら駄目よ?」
「はーい。」
湯気の向こうから聞こ
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