第70話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
がり、ティータは感嘆の声をあげた。
「あ、あの……できれば、そんなによく見ないで欲しいのですが……」
エステルやティータに見られたプリネは恥ずかしそうな表情で両手で胸を隠した。
「そんな事言ったって、実際プリネって女性として完璧なスタイルだもん。同じ女性として普通、一体何をしたらそうなるか気になるわよ……」
「それは余も思ったな。余と同じ食事をしているのにどうしてそんなに魅力的な体に成長したのだ?」
「リフィアお姉様まで……私は特に何もしておりません。恐らくお母様の遺伝かと思います。それにリフィアお姉様も十分魅力的な体だと思うのですが……」
「そうか?余としてはもう少し背と胸があってほしいのだがな……」
プリネの答えにリフィアはあまり成長しない自分の体を見て、唸った。
「遺伝かあ……じゃああたしは、将来はお母さんみたいなスタイルかな?」
エステルは自分の将来の姿をレナと重ねて思い浮かべた。
「ねえねえ、ママ。」
「ん?どうしたの、ミント。」
「ミントもプリネさんみたいに胸が大きくなれるかな?」
「あはは……それは成長してからのお楽しみね。まあ、食事は好き嫌いなく食べて、規則正しい生活をしていたら大丈夫だと思うわ。」
「えへへ、そっか。ツーヤちゃんも大きくなれるといいね!」
「うん。あたしもご主人様みたいな女性を目指そうと思っているもの。」
「フフ……ありがとう、ツーヤ。」
自分が見本にされた事に照れながらプリネはツーヤにお礼を言った。
「そういえば、エステルさん。わたし、エステルさんに聞きたいことがあるんですけど。」
「聞きたいこと?なになに?何でも聞いていいわよ?」
ティータの疑問にエステルは答える姿勢に入った。
「えと、あの、その……。エステルさんとヨシュアさんって結婚して何年なのかなぁって。」
「…………………………………………」
しかし、ティータの疑問に驚き、笑顔の状態で固まった。
「ドキドキ……」
「ワクワク……」
「ジー………」
エステルが答えるのをティータやミントは目を輝かせて待ち、ツーヤは興味深そうな表情で待っていた。
「えっと、ゴメン。聞き間違っちゃったみたい。あたしとヨシュアが何だって?」
「あう、ですからぁ。結婚して何年になるのかな〜って。」
「な、な、な……。なんでそうなるワケ!?」
固まっていたエステルだったが、ティータの疑問は何かの間違いだと思い、を聞き返すために尋ねたが返って来た答えに絶叫した。
「だ、だって名字が同じだし……。兄妹にしては似ていないからてっきりそうなのかな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ