第70話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
無事ドロシーを紅葉亭に送り届けたエステル達は修理を終えたティータと合流し、時間も遅くなったので女将から泊まっていくことを提案されありがたく旅館に泊まることにした。女将に勧められ旅館に泊まることになったエステル達は部屋に荷物を置いた後、旅館名物の温泉に入っていた。
〜エルモ村・紅葉亭・夜〜
「はぁ〜気持ちいい。温泉って初めてだけど予想以上ね。こりゃ、病みつきになっても仕方がないわ〜。」
「えへへ……ミント、こんなに広いお風呂初めて!気持ちいいね、ティータちゃん!」
「えへへ、わたしもかなり病みつきなんです。小さな頃から、おじいちゃんに連れてきてもらってましたから。」
エステルの呟きやミントの喜びににティータは頷いた。そこにリフィア達が入って来た。
「わあ………」
「ほう、ウィルが作った温泉と比べれば狭いがこれはこれでいいな!」
「ねぇ、プリネ。なんでタオルを体に巻いてなきゃダメなの?邪魔なんだけど。」
「お姉様、基本的に女性は例え同性と入る時でも体を洗う時以外はあまり肌を晒してはいけないんですよ?……それにここには男女混浴の温泉もありますから……」
「……別にそんなの気にしないんだけど。ウィルと入った時も裸だったし。」
「え……ま、まさか、リフィアお姉様も……?」
ツーヤやリフィアは温泉の風景に目を輝かせ、タオルを邪魔そうにしているエヴリーヌにプリネが説明したが、エヴリーヌの言葉に固まった。
「ん。難しい杖を作ってくれたお礼にエヴリーヌといっしょにウィルの背中を流してあげたよ。なんか、ウィルは遠慮してたけど強引にやったよ?」
「………(お、お姉様達らしいといえばらしいですが……)……とにかく、エステルさんやティータちゃんを見ればわかると思いますが、温泉に入る時は必ず体にタオルを巻くものだと理解していて下さい。」
「ウィルから教えて貰った”かけ湯”みたいな決まり事みたいなものだね。わかった。」
そしてリフィア達は桶を使って湯を身体にかけた後、温泉につかった。
「気持ちいいです……」
「ええ……湯加減もちょうどいいし、本当に気持ちいいわね……」
温泉に入って気持ちよさそうにしているツーヤの呟きに頷くように、プリネも気持ちよさそうな表情で同意した。
「う”……(わかってはいたけど、プリネって腰が細い上、胸が大きいわね……下手したらシェラ姉以上かも……うう、たった2歳年上なだけなのにどうしてこんなに違うのかな?)」
「わあ……プリネさんって、スタイルがいいですね。」
プリネが温泉に入った時、湯につかった為タオルが体に張り付きよく見えるようになったプリネの体つきを見て、エステルは内心羨まし
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ