第9話『素質』
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な声を出して驚いた。『嘘』ってことは・・・。
「いや〜すごいね君。まさか俺よりも数値が高いなんて!」
「マジですか!?」
どうやらやったみたいだ! 俺には素質が有るらしい! つまり俺は魔術を使える!
人生の中でここまで喜んだことはあっただろうか。それほどまでに嬉しかった。
「部長、早く魔術使いたいです!」
「まぁ焦るな。言ったろ? 今計ったのはあくまで素質。これから先は、君自身が頑張って魔力の源を身に付けるんだ」
そうか。これはまだ最初の段階。これから努力しなきゃいけないんだ。
俺の心に火が点いた。
「部長、俺って部長より素質の値が高いんですよね」
「あぁそうだが?」
「だったら俺、部長を超える魔術師になりますよ!」
夢、ができた。
まだ部長のことなんか全く知らないし、どんな魔術を使うのかも知らない。
でも同じ場所に立てた以上、俺は精一杯努力して部長を超えたい!
こんなに熱くなったのも一生の中で初めてだ。だからこれが、俺の夢なんだ!
「部長…いや師匠、指導お願いします!」
「そこまで言われると何か新鮮だな。けど、俺のことは部長でいいよ。こちらこそよろしく!」
俺と部長は固い握手をした。
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