外伝〜リオン・マグナスの新たなる始まり〜
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貴方のお世話をする貴方の使用人――――ううん、妻としてずっと貴方の傍にいてもいいかしら……?」
「マリアン………ああ……!」
思いが通じ合った二人は互いを抱きしめ
(よかったですね、坊ちゃん……長年の想いが通じて……う、ううっ…………)
意志ある剣はマスターの想いが通じた事を自分の幸せのように感じ、見守っていた。
「……………それで貴様らは一体いつまで盗み見をし続けるつもりだ。」
そしてジューダスはマリアンから離れると顔に青筋を立ててギルドの出入り口を睨んで呟き
「え……?」
ジューダスの呟いた言葉の意味がわからなかったマリアンが不思議そうな表情でギルドの出入り口を見つめた。
「アハハ………やっぱりバレていたのね。」
するとその時先程外に出て行ったエステル達がギルドに入って来た。
「フフ、おめでとう、マリアン。帰ったら貴女の婚約お祝いをしないとね。」
「メ、メイベル様!も、もしかして皆さん、全部見ていらっしゃったのですか……?」
メイベル市長に祝福の言葉をかけられたマリアンは顔を真っ赤にし
「え、えっと……すみません……」
「フフ、クローディアにはまだ早かったかな?」
「おめでとう、ジュー―――ううん、リオン。」
「フッ、主従を越えた互いを思い合う素晴らしい愛による”美”を見せてもらったよ。そんな二人に愛の伝道師たるこのボクが二人の新たなる門出を祝う歌を捧げさせてもらうよ♪」
顔を赤らめているクローゼをレイスは苦笑しながら見守り、ソフィは微笑みを浮かべて祝福の言葉を送り、髪をかき上げたオリビエはリュートを取り出して歌い始め
「うふふ、こんな事ならギルドの到る所に最新の隠しビデオを仕掛けておくべきだったわ♪そうしたらさっきのエステルに図星を突かれたリオンお兄さんの姿や恋愛小説のラブシーンよりも凄いラブシーンを残せたしね♪」
「もう、レンちゃんったら……」
「つーか、そんなのを残して何の為に使うんだよ……」
「というかあんたの財力を考えたら、本当にできるから洒落になっていないわよ……」
小悪魔な笑みを浮かべるレンの言葉を聞いたティータとルークは呆れた表情をし、シェラザードは疲れた表情で指摘した。
「貴様ら……!揃いも揃って……!」
「アハハ……―――――でも、これでわかったでしょう?一度結んだ”絆”が途切れるなんてことはないって。」
「……………チッ、何故こんな能天気な奴らにこの僕が何度も…………―――――おい。気が変わった。バルバトスを探すついでに、このリベールに暗躍している”身喰らう蛇”の”計画”を阻止するのに、僕も今からお前達に手
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