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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
第67話
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ントを見た。

「あれっ?」

「キズ1つ付いてない。」

「普通の金属でしたら刃物を当てれば、傷がつくのですが………」

「………………………………どうやら、このフレームはわしが知っているどんな金属よりも硬い素材でできているようじゃ。リフィア姫殿下。そちらの世界で思い当たる金属はありますか?」

エステルやヨシュア、プリネはオーブメントにキズが付いていない事に首を傾げ、博士は異世界出身のリフィア達なら心当たりがあるかと思って尋ねた。

「確かにこちらの世界にはない頑丈な金属はある。コルシノ、パール、アルプネア、セトン、ミスリル、レイシアパール、ラミアス石、リエン石、金剛石……だが、このオーブメントに使われている金属はどの金属にも値しないな。」

「ふむ、そうですか………切断して中を調べるのはかなり難しいかもしれんな。」

「そ、そんなにとんでもない代物なんだ……」

「切断するのが難しいとなると困ったことになりましたね……」

博士の答えにエステルは驚き、ヨシュアはどうすればいいか考え込んだ。

「ま、フレームの切断は時間をかければ出来るじゃろ。しかしその前に、測定装置にかけてみるべきかもしれんな。」

「ソクテイ装置?」

「「???」」

エステルは言われた言葉が理解できずポカンとし、ミントやツーヤも全くわからない様子で首を傾げた。それを見てティータが説明した。

「さっきの実験で使用したあの大きな装置の事です。導力波の動きをリアルタイムに測定するための装置なんですよ。」

「よ、よくわかんないんだけど、その装置を使えばこれの正体がわかるのよね?」

言われたことを全く理解できないエステルは考え、答えを聞いた。

「まあ、重要な手掛かりは得られる可能性があるな。」

「エステル、博士達に任せてみよう。何かわかるかもしれないし。」

「そうね、ヨシュア。じゃあ博士、お願いします。」

「うむ、それじゃあ早速……」

博士は意気揚々と工房に行こうと立ちあがりかけたが、ティータに呼び止められた。



「でも、おじいちゃん。そろそろゴハンの時間だよ?」

「えー。」

博士は調べる時間が延びたことに思わず文句の声を出した。

「えーじゃないよおじいちゃん。あ、エステルさん達もよかったら、食べていって下さい。あんまり自信はないんですけど……」

「あ、それじゃあ遠慮なく♪」

「よかったら僕達も手伝うよ。」

「人数も多いでしょうから大変でしょうし、私達も手伝います。」

「ミントも手伝うよ!」

「あたしもいっしょに手伝うよ、ティータちゃん。」

「ふむ。皆が手伝って余
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