第3章〜黒のオーブメント〜 第64話
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した時にも同じことがあっただろう?オーブメントの中にある七耀石の回路は魔獣の好物だからね。だから街道灯には、魔獣よけの機能が付いているんだけど……。その機能が切れたら逆に狙われやすいってわけさ。」
女の子の言葉からある事が気になったエステルにヨシュアが説明した。
「あ、なーるほど。でも、それにしたって無茶するにも程があるわよ。大ケガしたら危ないでしょ?」
「エステルの言う通りだ。無茶はほどほどにするのが一番だが、やりすぎてしまうと自らの身を滅ぼしてしまうぞ?」
「あぅ……ご、ごめんなさぁい。」
ヨシュアの説明に納得したエステルだったが、女の子を再度リフィアと共に注意した。注意された女の子はしゅんとした。
「リフィアが無茶するなって言っても説得できないと思う。いっつも、お兄ちゃん達やエヴリーヌを巻き込んで無茶をしているのに。」
「……聞こえておるぞ、エヴリーヌ。余を鉄砲玉扱いするでない!」
「あ、あはは…………」
エヴリーヌの呟きが聞こえたリフィアは怒り、プリネは何も言わず苦笑した。
「まあまあ、そのくらいで。第一、無茶するなとか君が言っても説得力ないしね。」
「そこっ、水をささないのっ!まあいいや……。あたし、エステルっていうの。」
「僕はヨシュア。2人とも、ギルドに所属している遊撃士なんだ。」
「わあ、それであんなに強かったんだ……。それでそこの方達はどなたなんでしょうか?」
エステルとヨシュアが遊撃士と知った女の子はミントに負けない可愛らしい笑顔で納得した後、リフィア達を見た。
「余の名はリフィア!しかと覚えておくといい!」
「……わたし、エヴリーヌ。よろしくね。」
「プリネと申します。私達は事情があってエステルさん達の仕事のお手伝いをさせて頂いているんです。」
「そうなんですか……遊撃士や軍人でもないのに強いんですね。」
「そりゃあそうよ。プリネ達はなんたって”闇夜の眷属”なんだから!」
「なんで、そこで君が得意げになるんだか………」
「わあ……凄い!話には聞いていたけど”闇夜の眷属”に会ったのは初めてです!えっと……そちらの2人もそうなんですか?」
プリネ達が異世界の人種と知ると女の子はキラキラした顔でプリネ達を見た後、ミントやツーヤを見た。
「えっと、まあそんなもんよ!ミント。」
ミント達の正体をはぐらかしたエステルはミントに自己紹介するよう促した。
「はーい!ミントだよ!よろしくね!」
「……あたしの名前はツーヤ。プリネ様にお仕えしています。」
ミントは元気よく名乗り、ツーヤは静かに名乗り出た。
「あのあの、申し遅れました。わたし、ティー
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