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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第64話
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エリスと兄様の為にかけつけてくれて……本当にありがとうございます。」
自分達の為にかけつけてくれたZ組の面々をリィンとエリゼは感謝し
「ふう……やれやれだ。」
何事もなく無事に終わった事にパトリックは安堵の溜息を吐いた。
「えへへ、でも妹さんも含めてみんな無事みたいだね?」
一方Z組の面々と一緒にかけつけたトワは嬉しそうな表情をし
「おお、聞いていた以上の美少女っぷりじゃないか……!しかも双子とは……!」
アンゼリカは目を輝かせてエリゼとエリスを見つめ
「ふーむ、その扉と甲冑はちょっと調べてみたいなぁ。」
ジョルジュは興味ありげな表情で赤い扉と甲冑を見つめた。
「ったく……マイペースなヤツらだぜ。サラ教官とレオンハルト教官も。駆け付けるのが遅いっつーの。」
トワ達の様子を苦笑しながら見守っていたクロウはサラ教官達に視線を向け
「ゴメンゴメン。でも何とかなったみたいね。どうやらその巨大な扉からデカブツが現れたみたいだけど……」
「現れた瞬間を見ているのか?」
サラ教官は苦笑した後真剣な表情でレーヴェと共にエリスを見つめた。
「はい……私、ちょうど見ていて……」
「……俺達の話と合わせて詳しく報告させてもらいます。」
そしてリィン達が事情を説明し始めたその頃何かを考えていたエマは厳しい表情である方向を見つめた。
「………………………………」
エマが睨んだ方向にいたセリーヌはエマの睨みに対し何も答えず、すました顔でエマから視線を逸らした。
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