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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第64話
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だまだ修行が足りません……」
クロウは苦笑し、エリゼは疲れた表情で呟き
「はは……助かりました……でも先輩……ARCUSが使えたんですね?」
「おう……お前らZ組のための試験導入に参加してな……トワやジョルジュ、ゼリカたちとはその時からの付き合いってわけだ……」
「そう……だったんですか……エリゼ……大丈夫か……?」
クロウがARCUSを持っている理由を聞いたリィンはエリゼに視線を向け
「ええ……問題ありません。」
「そっか……よかった……」
エリゼの答えを聞き、安堵の溜息を吐いた。
「……にいさま……ねえさま……」
するとその時エリスが目を覚ましてリィンとエリゼに微笑んだ。
「エリス……!」
「よかった……目を覚ましたのね……!」
エリスの様子に気付いた二人はそれぞれエリスにかけより、リィンがエリスの身体をゆっくりと起こした。
「だ、大丈夫か!?どこか痛む所はないか!?」
「ええ……地響きに足を取られて転んでしまっただけで……それに……兄様が守ってくれましたから……あの日みたいに……ううん、あの日とは違う形で……姉様と一緒に私を…………そうですよね……?」
「エリス……ああ。何とか乗り越えられたよ。」
「兄様…………」
「ふふ、よかった…………」
リィンの答えを聞いた姉妹はそれぞれ明るい表情をした。するとその時サラ教官やレーヴェを加えたZ組のメンバーがエレベーターで降りてきた。
「あ…………」
「っと、どうやら揃ってご到着のようだな。」
そしてエレベーターから降りたZ組の面々は次々とリィン達に駆け寄った。
「リィン、大丈夫!?」
「エリスさんは……よかった、無事みたいだね!」
「お二人とも無事で何よりです……」
リィン達にかけよったアリサはリィンを心配し、無事な様子のエリスを見たエリオットやプリネは安堵の溜息を吐いた。
「こ、これは……」
「巨大な甲冑……?」
一方地面に倒れているリィン達が倒した甲冑に気付いたマキアスとガイウスは驚き
「……暗黒時代の魔導の産物のようだが。」
「どうやら尋常ならざる事態が起きたようだな……」
「……ん。激闘の後みたい。」
ユーシスとラウラ、フィーは真剣な表情で甲冑を見つめ
「一体この旧校舎にはこういう存在が後どのくらい残っているのでしょう……?」
「さてな………しかし気になるのは一体何故ここに迷い出たかだ。」
ツーヤの言葉に続いたレーヴェは真剣な表情で考え込んだ。
「みんな、サラ教官とレオンハルト教官も……」
「
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