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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第64話
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「グッ!?」
「ギャッ!?」
「いてっ!?」
上からの奇襲にリィン達は怯んだが
「――――」
「「!!」」
「あぶねっ!?」
敵が大剣を振り下ろした時リィンとエリゼは左右に跳躍し、クロウも素早い動作で横に跳躍して回避した。
「今、傷を回復して差し上げます!………………」
そしてエリゼは魔術の詠唱を開始し
「――――」
無防備のエリゼを目標に変えた敵はエリゼを攻撃しようとしたが
「させるかっ!四の型――――紅葉切りっ!!」
「!?」
リィンの剣技を受けて怯み
「先輩!」
「おうよっ!!」
リィンと戦術リンクを結んでいるクロウの追撃で更にダメージを受けた。
「光よ、我らに癒しの慈悲を!――――癒しの風!!」
「ありがとう、エリゼ!」
「サンキュー!」
そして詠唱を終わらせたエリゼは治癒魔術で自分達の傷を回復した。
「さ〜てと。とっとと決めちまうか!」
クロウは不敵な笑みを浮かべて両手を広げて2丁の導力銃から特殊な弾丸を乱れ打ちした。すると弾丸は敵を包囲する形で止まり
「―――クロスレイヴン!!」
クロウが指を鳴らした瞬間を合図に一気に敵に襲い掛かって爆発を起こした!
「後輩、嬢ちゃん!可愛い妹を傷つけた怒りをぶつけてやれっ!」
「はいっ!エリゼ、行くぞっ!」
「はい、兄様!」
そしてリィンの号令を合図にエリゼはリィンと共に敵を挟み込んだ後剣技―――”
疾風
(
はやて
)
”を何度も交互に叩き込んだ。すると二人の”疾風”によって広範囲にカマイタチが発生して敵の全身を切り裂き
「焔よ、我が剣に集え!」
「吹雪よ……お願い!」
それぞれ技を放ち終えて敵を挟み込む位置にいるリィンは太刀に闘気によって発生した炎を纏わせ、エリゼは魔力によって発生した吹雪を太刀に纏わせ、互いの目を見て同時に頷いた後敵に突撃して斜め
十字
(
クロス
)
の斬撃を叩き込んだ!
「「氷焔ノ太刀!!」」
「――――――――!!??」
リィンとエリゼの
協力技
(
コンビクラフト
)
――――氷焔ノ太刀を受けた敵の中心部では炎と氷の太刀がぶつかり合った際に発生した水蒸気爆発が起こり、爆発によって発生した煙が消えると敵は地面に倒れて2度と動かなくなった!
「はあっ…………はあっ…………」
「……はあはあ……ったく…………」
「何とか……倒せましたか……」
敵の沈黙を確認したリィン達はそれぞれ疲れた表情で地面に膝をついた。
「こういう修羅場は半年前に卒業してるっつーの……」
「ま
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