第62話
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ふわあ〜……プリネさん達ってお姫様だったんだ!凄いね、ツーヤちゃん!」
「うん。あたしも最初、その事を聞いてとても驚いたよ。」
一方リフィア達の身分を知ったミントは驚き、プリネのパートナーとなったツーヤと話した。
(ねえ、リフィア。)
(ん?どうした、エヴリーヌ。)
(あのツーヤって竜、お兄ちゃん達の所に帰ったらどうするの?)
(ふむ、それはどういう意味だ?)
小声で話しかけられたエヴリーヌの疑問の意味がわからず、リフィアは首を傾げて尋ねた。
(立場。プリネの傍にいるのならそれなりの立場がいると思うけど。)
(ああ、その事か。まあしばらくは侍女見習い、淑女、他には戦い方を教育した後、周囲が認める強さを持ち、然るべき時がくればリウイの側室の名前で現在誰も襲名していない名をやり、プリネ専属の侍女か騎士にする事をリウイや父に提案するつもりだ。)
(ふ〜ん。リフィアもあの竜の事、考えてあげているんだね。)
(当然だ!大事な妹を護る者になるのだから、姉としては重用してやらないとな。)
(それで?どんな名前にするの?)
(……現在誰も名乗っていない名は父が帝位を継いだ事によって誰も名乗らなくなったルーハンス。現ミレティア領主に嫁いだため誰も名乗らなくなったルクセンベール。どちらがいいかの……?)
その時、橋の上から聞き覚えのある鳥の声が聞こえた。
「ピューイ!」
「あ、ジーク!」
ジークは橋の上空から降りて来て橋の手すりに留まった。さらに続くようにクローゼがエステル達の元に走って来た。
「みなさん!」
さらに続くようにクローゼがエステル達の元に走って来た。
「はあはあ……。ごめんなさい、遅れてしまって。」
エステル達の元に来たクローゼは息を切らせていた。
「いや、僕たちもちょうど来たところだよ。」
「も、もしかしてわざわざ走って来たの?そんなに慌てることないのに。」
「いえ、お見送りをするのに遅れるわけにはいきませんから。教えてくれてどうもありがとうございました。」
「も〜、クローゼってば。お礼を言うのはこっちだよ。ジークも……見送りに来てくれてありがと♪」
「ピューイ♪」
「はは、それじゃあ……さっそく出発するとしようか?」
「オッケー!」
「「「はい。」」」
「うむ!」
「ん。」
「はーい!」
そしてエステル達はクローゼと共にルーアン市を出発した………
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