第59話
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
?」
「エステル……今の黒い光は?」
「う、うん……。父さん宛に届いたあの黒いオーブメント……」
エステル達が動けるようになった事にダルモアは驚き、ヨシュアの疑問にエステルは懐からカシウスから預かった謎の黒いオーブメントを出した。
「これが光ったみたいだけど……」
「そ、そんな馬鹿な……。家宝のアーティファクトがこんなことで壊れるものかああ!」
(………そこだ!)
喚いているダルモアの隙を狙ってサエラブは杖を持つ手に向かって飛び掛かった!
「なっ………!」
ダルモアが気付くといつの間にか持っていた杖は強奪したサエラブが口に咥えて、エステル達のところにいた。
「ナイスよ、サエラブ!」
「これでもうあなたの切り札は使えません……現実を見た方がいいんじゃありませんか?」
「そうよ!」
武器を構えたヨシュアに同じるようにエステルは武器を構えた。
「よくも悪趣味なやり方でいたぶってくれたわね〜っ!」
「最低です……」
武器を構えながらエステルは怒り、クローゼも武器を構えてダルモアは軽蔑した。
「ううううううううう……。誰が捕まるものかっ!」
武器を突きつけられたダルモアは唸った後、わき目も振らず隠し部屋に入って逃げた。
「ああっ!」
逃げたダルモアを見て、エステルは驚いた。
「追いかけるよ!」
「はい!」
「うん!サエラブ、ありがとう!戻って!」
(ああ。)
サエラブは口に銜えていた杖をその場に置いて、光の玉となってエステルの身体に戻った。そしてエステル達はダルモアを追った。
「ああっ、待ちやがれ!こ、こんなスクープ、逃してたまるかってんだ!」
一足遅れてナイアルがダルモアやエステル達を追って行った。
「うーん……魔獣が、魔獣がああ……」
「やれやれ……寿命が縮みましたぞ……。閣下、大丈夫ですか、閣下……」
部屋に残されたフィリップは安心した後、気絶しているデュナンを介抱した。
隠し部屋に会った梯子を下りて、外に出るとヨットに乗って逃走しているダルモアの姿があった。
「あ、あれは……」
「ダルモア市長のヨットです!」
「ま、待ちなさいっての!」
「このボートで追いかけよう!さあ、2人とも乗って!」
近くにあったボートを見つけたヨシュアはすぐに乗り込み、ボートのエンジンをかけてエステル達にボートに乗るよう促した。
「オッケー!」
「はい!」
「こらー!俺も乗せやがれってんだ!」
エステルとクローゼは素早くボートに乗り込み、遅れてきたため、ボートに乗
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ