第59話
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
に変えて襲いかかった。
「……大地の力よ、我が仇名す者の力を我の元に……!地脈の吸収!!」
「うるっ!?」
さらにエステルの魔術によって、魔術によって発生した木の根が魔獣に絡み付き魔獣は身動きが出来なかった。
「はっ、朧!」
「えい、やあ、はあ!」
「うるっ!?」
そこにヨシュアとクローゼが挟み撃ちにするかのようにそれぞれクラフトを放って傷を増やした。さらにそのすぐ後絡み付いている木の根が光った。
「うるっ……!?ガァァっ!?」
魔術の木の根によって力を吸い取られた魔獣は叫び声を上げた。
「行くよ……!ふん!はっ……はっ………断骨剣!!」
「ガァッ!?」
そして追撃をするかのようにヨシュアのSクラフトが全て決まり、魔獣に致命傷を与えた。
「……水流よ、吹きあがれ!……ブルーインパクト!」
「うるっ!?」
さらにクローゼのアーツが発動し、アーツによってできた水流が魔獣を宙に浮き上がらせた後、水流がなくなると魔獣は地面に落ちて来た。さらに落ちて来た魔獣を狙って、エステルが棒に魔力によってできた雷を帯びさせてSクラフトを放った!
「これで決める………ハァァァァァァ!雷波!無双撃!」
「ガァァァァァッ………!」
クローゼのアーツによって全身濡れていた魔獣はエステルの放った雷を帯びた攻撃によって感電し、さらに技の威力も相まって断末魔を上げながら消滅した。
一方一人で魔獣を相手にしていたサエラブは自分が相手をしている魔獣の異変を感じ取った。
「ぐるっ!?ぐるるるるっ!」
(む?奴の気配が少し変わった………!)
魔獣から違和感を感じて、サエラブは警戒した。
「ぐるっ!」
(む!先ほどより動きがよくなっただと!?)
動きがさっきより素早くなった魔獣にサエラブは驚いたが、冷静に突進してくる魔獣を迎え撃った。
「ぐるっ!」
(むん!)
角による攻撃をサエラブは爪で受け止めた。サエラブの爪と魔獣の角はお互い押しあって、自分の敵を攻撃しようとしたが、勝負は拮抗していた。
(……なるほど。先ほどエステル達が葬った魔獣の咆哮によって仲間を強化させたか……ただでは死なぬという訳か………)
サエラブは敵が強くなった理由を冷静に推測した。そして勝負がつかないと思った魔獣は一端後ろに跳び、角をサエラブに向けて助走をして突進する態勢に入った。
(フン……一気に勝負をつける気か……ならば、その選択がどれほど愚かである事を思いしらせてやろう……!)
魔獣の態勢を見て、サエラブは鼻をならした後飛び掛かる態勢になり、自らの身体に炎を纏った!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ