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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第57話
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かし(スケアクロウ)”にも読み切ることは叶うまい。」

「……違いない。さっそく”次”の一手の仕込みに取り掛かるとしよう。いよいよ我らの存在を世に知らしめるためにもな。」

”C”の言葉にギデオンは静かに頷いたギデオンは決意の表情になった。

「フフ、その調子だ。」

そして二人は飛行艇に乗って去って行った。



「やれやれ……何とかなったみたいね。A班のメンバーも無事だし戦争も何とか回避できたし……ま、情報局の連中が出張ってきたのは驚きだけど。」

一方二人の様子を物陰で見ていたサラ教官は飛行艇が去ると安堵の表情をした後疲れた表情で溜息を吐いた。

「漆黒の高速飛行艇……ラインフォルトの最新型か。軍の偵察機や、貴族や資産家の道楽に使われてるみたいだけど……―――そのあたり心当たりはないのかしら?」

「ふふっ……」

ある気配を感じていたサラ教官が睨むと、なんとシャロンが現れた!



「……本当に、サラ様はお鋭くて困ってしまいます。よく、わたくしの気配にお気づきになりましたね?」

「よく言うわ。半分くらい試してたくせに。それに、ちょっとばかり気配に心当たりがあったから。”2年くらい前の事件”とか。」

苦笑するシャロンに呆れたサラ教官はジト目でシャロンを睨んだ。



「2年前、でございますか?」

一方サラ教官の言葉の意味がわからなかったシャロンは不思議そうな表情をした。

「まあいいわ、それよりも本当に知らないのね?今の、黒い高速飛行艇の出所。」

「残念ながら……RFグループの製造記録には載っていない船のようです。あくまで表面上では、ですが。」

「フン……色々あるみたいね。まあいいわ、あたしはこれから集落の方に顔を出すけど……アンタの方はどうするの?」

「そうでございますわね……大旦那様への挨拶もありますしご一緒させていただければ。何よりもアリサお嬢様の驚くお顔も見られそうですし♪」

「やれやれ、あの子も大変ねぇ。」

その後サラ教官はシャロンと共に集落に向かい、リィン達を驚かせた。
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