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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第56話
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ダメージを与えた。



「――――――!!」

遠距離攻撃のアリサ達が厄介と判断した魔獣は糸を吐いてアリサ達を拘束しようとしたが

「ガーちゃん、バリア!!」

「―――――」

ミリアムの指示によってアガートラムがアリサ達の前でクラフト―――アルティウムバリアを展開して糸を防ぎ

「―――――!」

「二の型―――疾風!!」

「セイッ、ハアッ!」

「フン、雑魚は引っ込んでいろ!」

「私達の邪魔をしないで!落雷!!」

魔獣が咆哮によって呼び寄せた配下の魔獣達はリィン、ガイウス、ユーシス、ミルモが次々と攻撃して滅した。



「行きます!踊れ、炎よ!―――アステルフレア!!」

そしてエマはクラフト―――アステルフレアを魔獣に命中させ、魔獣は炎に包まれ

「これで止めよ!これが私の切り札よ!オーバルエネルギー充填……!ジャッジメント―――アローッ!!」

アリサが導力弓から放った炎の矢のエネルギー、そして最後に導力弓が展開した魔法陣から放たれた極太の炎のレーザーが魔獣に命中して大爆発を起こした!

「ガーちゃん、行くよ――――ッ!!」

「――――――」

そして止めを刺す為にミリアムがアガートラムを自分の身の丈程あるハンマーへと変化してハンマーとなったアガートラムを両手で持って、魔獣に向かって行って跳躍し

「どぉぉぉりゃあああああっ!ギガント――――ブレイ――――クッ!!」

ハンマーと化したアガートラムを炎に包まれ、全身酷い火傷を負っている魔獣に叩きつけた!

「――――――――!!??」

すると魔獣を中心とした広範囲に地面から凄まじい衝撃波が発生し、魔獣は全身を砕かれて消滅し、セピスを落とした!



「ぐっ、何とか終わったか……」

「ふー、さすがにちょっと手古摺っちゃったかな。」

「だが……これで終わりだろう。」

「ええ……あの眼鏡の男には逃げられちゃったけど……」

「はあはあ……あの状況では仕方ないですよ……」

魔獣の撃破を確認したリィン達はそれぞれ安堵の表情で武器を収め、リィンは猟兵崩れに近づいた。



「さてと……大人しく投降してもらえるか?」

「……ぐうっ…………」

「わ、わかった……身の安全の保証を要求する……」

自分達に勝ち目がない事を悟った猟兵崩れ達は抵抗する事を諦め

「フン、図々しいな。」

猟兵崩れの一人が呟いた命乞いにユーシスは呆れた。

「だが、何とか戦を回避するきっかけとなってくれれば……」

「とにかくARCUSでお祖父様に連絡するわ!そちらを経由してゼンダー門に繋げてもらう!」


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