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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第54話
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アムと協力する事が近道と悟って自己紹介をした。
「―――わかった。とりあえず協力させてもらう。トールズ士官学院・Z組、リィン・シュバルツァーだ。」
「ガイウス・ウォーゼル。」
「アリサ・ラインフォルトよ。一応よろしくね。」
「エマ・ミルスティンです。よろしく、ミリアムちゃん。」
「ボクはペルル!よろしくね!」
「―――”精霊女王”フィニリィですわ。」
「芸術を愛する魔神、アムドシアスだ。」
「ユーシス・アルバレアだ。オーロックス砦の侵入についても色々と話してもらいたいものだが?」
「あ、あはは……ボクたちに気付いてたんだ。それはそれ、これはこれでいったんオネガイシマス。」
ユーシスの問いかけに驚いたミリアムは苦笑しながら答えを誤魔化した。
「フン……調子のいい。」
「ふふっ、まあまあ。」
「えへへ、とにかくよろしく!それじゃあ早速だけど高原の北に向かっちゃおうか?」
「ああ、だがその前にいったん集落に寄らせてくれ。」
「そうね……通信器で門にも状況を説明したいし。」
「よし、とにかく出発しよう。って、君の方は”彼”に乗って行くのか?」
ミリアムと共に出発しようとしたリィンだったがミリアムの移動手段が気になり、アガートラムに視線を向けて尋ねた。
「んー、そうだねぇ。とりあえず、せっかくだしキミの後ろに乗せてもらおっかな?」
「え。」
「ガーちゃん。」
「―――――」
ミリアムの指示によってアガートラムはその場から消えた。
「えっ!?」
「き、消えた……!?」
「……しかも今の消え方は……」
「ほらほら、出発するんでしょ?それじゃあ武装集団を捕えるためにレッツ・ゴー!」
その後ミリアムを加えたリィン達は急いで集落に向かい、長老の住居にある通信器でゼクス中将に調査の結果を説明した。
同日、12:00――――
〜ノルドの集落〜
「―――では、その武装集団は高原北側に潜伏しているのだな?」
「ええ、間違いないそうです。」
「これから自分達が出向いて押さえるつもりだ。」
「くっ……この状況では仕方ないか。――了解した。15:00までの行動を許可する!くれぐれも気を付けるのだぞ!」
通信器からは学生のリィン達に任せる自分達の不甲斐なさを悔しがるゼクス中将の声が聞こえた後、リィン達の行動の許可と心配する言葉聞こえた。
「はい……!」
「そちらの方はどうかよろしくお願いします……!」
そしてリィン達はゼクス中将との通信を終えた。
「猟
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