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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第54話
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「ファイアッ!!」

「白き刃よ、お願いっ!!」

そこにたたみかけるようにアリサがクラフト―――フランベルジュを、エマがクラフト―――イセリアルエッジを放ち

「ガーちゃん、お願い!!」

「――――」

ミリアムはアガートラムを自分の前に出して襲い掛かって来た炎の矢や白き刃を受け止めさせたが

「二の型―――疾風!!」

「痛っ!?」

仲間達が攻撃している間にミリアムの背後に回ったリィンが電光石火の攻撃をミリアムに叩き込み

「ハッ、ハッ……セイッ!!」

「うわっ!?」

リィンと戦術リンクを結んでいる影響でミリアムが怯んだ隙にユーシスがすかさずクラフト―――クイックスラストで追撃し、ユーシスの攻撃をミリアムは必死に回避していたが

「セイッ!!」

「あうっ!?」

ガイウスのクラフト―――ゲイルスティングに命中して怯んだ。



「我が角の電撃、受けるがいい!」

「行きますわよ……!大放電!!」

「――――――――!!??」

一方魔力を溜め終えたアムドシアスは角から、フィニリィは槍からそれぞれ強烈な電撃を放ってアガートラムに大ダメージを与え

「今よ、エマ!―――メルトレイン!!」

「はい!――――踊れ、炎よ!アステルフレア!!」

アガートラムの様子を見て好機と見たアリサは炎の矢の雨を降り注がせ、エマは魔導杖に内蔵されてある特殊な炎のアーツを放つクラフト―――アステルフレアをアガートラムに命中させ

「行っくよ〜!せーの!!」

「!!??」

空から回転しながら突撃して来たペルルのクラフト―――恐怖のごろごろをまともに受けたアガートラムは石柱に叩きつけられた!



「ガーちゃん!?」

石柱に叩きつけられたアガートラムを見たミリアムが驚いたその時

「勝負ありだ。」

「これ以上何か怪しげな事をすれば命の保証はできんぞ。」

「…………降参して、オレ達が聞きたい事を答えてくれ。」

「!!」

リィン、ユーシス、ガイウスがミリアムを包囲してそれぞれの武器の切っ先をミリアムに向け

「降参!降参だから、武器を収めて〜!!」

自分の敗北を悟ったミリアムは慌てた様子で両手を挙げて自分の敗北を宣言した!

「わわっ……キミたち、結構すごいなぁ。うんうん。これなら大丈夫そうかな?」

自分の降伏宣言を聞いたリィン達が武器を収めるとミリアムは驚いた様子でリィン達を見つめ、何度も頷いて独り言を呟いた。

「くっ……小娘……いい加減にしてもらおうか!」

「二つの軍事施設への攻撃……やっぱり貴女の仕業なの!?」

ミリアムの
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