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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第51話
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までの出来事を静かな笑みを浮かべて思い出してアリサを見つめた。



「ええ、きっとそうよ。この特別実習だってきっと私達の糧になるわ。だから―――――」

リィンの言葉に頷いたアリサだったが何かに気付いた。

「こんな風に”みんな”と…………?」

そしてある言葉が気になったアリサが首を傾げたその時

「あー、コホン。」

ユーシスが咳払いをする声が聞こえ、声を聞いたアリサが驚いて振り向くといつの間にかZ組のメンバーが二人を見つめていた。



「あ、あはは……なかなか戻ってこないので様子を見に来たんですけど……」

「フフ、どうやら私達はお邪魔だったようですね。」

エマは苦笑し、プリネは微笑み

「……………………」

ガイウスは静かな笑みを浮かべて頷いた。



「!!!あ、あ、あなた達!いったい何時からいたの!?」

「『―――でも、そういう風に言えるっていうことは……多分、前に進めるきっかけが掴めたってことでしょう?』」

口をパクパクするアリサの問いかけにユーシスはからかいの表情でアリサが口にした言葉を繰り返し

「や、やめてええっ!!あれはリィンの恥ずかしい台詞をそのまんま返しただけで……っ!」

アリサは顔を真っ赤にして悲鳴を上げて言い訳をし始めた。



「ふふっ……そんなに恥ずかしがらなくても。思わずジンと来ちゃいました。」

「ああ……悪いとは思ったが、良い場面に立ち会わせてもらった。」

「クスクス、滅多に見られない場面を見せてくれてありがとうございます。」

「ああもう、なんで私が一番、恥ずかしい人になってるの!?ええい、こうなったらあなた達も加わりなさいっ!恥ずかしい青春トークを一緒にぶちまけてもらうわよ!」

クラスメイト達に微笑ましそうに見つめられたアリサは顔を真っ赤にして首を横に振った後エマ達を睨んだ。

「ええっ!ま、待ってください!」

「ふんっ……お断りだ!」

「フフ、さすがに私も遠慮しておきますね。」

アリサの言葉にエマは慌て、ユーシスは口元に笑みを浮かべて首を横に振り、プリネは微笑みながらやんわりと断った。



「そうは行かないわよ!まずはプリネ!レオン教官との出会いやどういう経緯で恋人同士になったのか、洗いざらい話してもらうわよ!」

「ええっ!?そ、それはさすがに勘弁してほしいのですが…………」

アリサに矛先を向けられたプリネは驚いた後冷や汗をかいて苦笑し

「フッ、その件に関しては俺達も是非聞きたいな。」

「フフ、そうですね。もしかしたらサーガになるような内容かもしれませんね。」

「ユーシスさん!?エマさん!?」


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