外伝〜激突!闇王と剣帝の邂逅〜
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得したあいつならあの程度の者達ごとき、なんなく撃退できるだろうしな。………そろそろ行くか……」
ファーミシルスを見送り、ロランスが落ちた川を睨んだ後、リウイは外套を翻してルーアンのホテルに向かって行った。
〜川下・岸〜
そこにはリウイにやられた後、水中を泳いで撤退したロランスが岸に上がって呻いた。
「ぐっ……ここまでやられるとは……」
ロランスはリウイに斬られた部分を手で押さえ呻いた後、持っていたオーブメントで回復アーツを発動した。
「水の力よ……ティアラル!」
発動したアーツはロランスの傷を癒した。傷が治ったロランスは立ち上がった。
「………あいつらが捕えれたのは痛かったが、まあいいだろう……メンフィルは関与しないと言質を取ったから問題はあるまい。……懸念していた事の一つがなくなり、大佐も安心するだろう……」
独り言を呟いたロランスは川上を見つめた。
「今の剣技が剣を極めし皇、『剣皇』の技か……フッ、手も足も出なかった俺が『剣帝』を名乗る等、おこがまし過ぎるな……まだ修羅になりきれていない証拠か……」
そしてロランスは人間離れした動きでその場を去った。
その後ファーミシルスに拘束され、王城の牢屋でメンフィル兵達に拷問され、孤児院の放火やテレサ襲撃の報いを受けるかのように地獄を味わった特務兵達は拷問によって自分達の情報を吐かされた後、冥き途へと旅立った…………
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